【A3!】可愛すぎて、無理ゲー【茅ヶ崎至】

Now Loading26 ページ26

「汝、茅ヶ崎至は、この女、立花Aを妻とし、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み、他の者に依らず、死が二人を分かつまで、愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを、神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか？」





神父が至さんに問うと、至さんは一度私を見て、牧師に視線を戻す。





「はい、誓います」






「汝、立花Aは、この男、茅ヶ崎至を夫とし、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み、他の者に依らず、死が二人を分かつまで、愛を誓い、夫を想い、夫のみに添うことを、神聖なる婚姻の契約のもとに、誓いますか？」






「はい、誓います」






「では、誓のキスを」






牧師が促し、至さんは私に向き直った。







「A、凄く綺麗だよ」






「至さんもかっこいいですよ」






二人で笑い合い、触れるだけのキスをした。







心が、幸せで満たされていく感じがした。






みんなが拍手をする。






ちらっと姉を見ると、目に涙を浮かべていた。







そんなに泣くほど嬉しいのかな？っと思ったが、人生で一生に一度の結婚式だから、仕方ないのかなっと、私は姉に笑って見せた。







「俺、こんなに幸せって感じたこと無いかも」







「あら、私もです」






二人で並んで手を繋ぐ。






"Aが幸せと感じるのは、いつですか？"







至さんが、耳元で囁く。






私は、至さんの耳元で答えた。






"私が幸せな時は、至さんと過ごす時間です。だから、歳をとってもずっと一緒にいてくださいね？"






"俺、一生Aを手放すつもりないから。当たり前"

お知らせ→←Now Loading25

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す