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説明も終わって、じゃあ終わりにしようとなった。

作戦、開始。

「志麻先輩、今日はありがとうございました」


「んー、大丈夫」


いつもこのタイミングでAは教科書を片付けて、この少しあとに俺のとこに来てキスをしてくる。


だったら、先回りしてやろう。ということで手に持ってるものがなくなったタイミングでAに声をかけた。

「な、A」


声をかけた瞬間振り向いた。

その時、手首を掴んでそっとAが普段寝ているであろうベッドに押し倒した。


「なんです・・・」

「え」


Aの両手首を片手で固定してもう片手を腰の辺りに手を回す。

攻めたことしてるのはわかっているけれど、それに対して珍しいくらいに顔を真っ赤にして照れているAはとてもかわいい。


「んふ、たまには俺からも、ええやろ?」

Aはそれに小さく頷いていた。

「っん、 」


さっきまで手首やら腰やらに当てていた手でAの後頭部を掴んで唇を押し付けるようにキスをした。

元々押し倒していたから起き上がらせたものの俺が覆い被さるように座っている。

少し経つと、Aは苦しいのか息を求めるように小さく口を開けた。その瞬間、隙間から舌をねじ込んだ。

「んんっ・・・!」

Aの舌を絡めとるようにするとそれを感じているようにAは甘い声を漏らした。部屋に響くのは水音とAの声。

少し脅えているのか俺の服をぎゅっと掴んでいたが、苦しくなってきたのか俺の胸板のあたりを弱い力で叩いてきたから離れた。

俺自身、こんなキスするのは初めてだったから少しドキドキはしていたもの、Aは可愛いし、なんだか気持ちよかった。

そんな俺の目の前にいるAは息が上がっている。

「・・・年上、舐めちゃあかんよ?」

そういうとAは小さく頷いた。







この後、数ヶ月くらいAからキスせず、『キスしてください』なんて照れながらオネダリするなったのはまた別のお話。

あらぬ疑い→←おおかみぎゃくてん



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がむしろ(プロフ) - とてもおもしろかったです!控え目に言って最高です…リクエストしたいです!よくあるかも知れないんですけど、彼シャツした夢主ちゃんがカーペットやソファーに倒される、っていう感じのものをお願いしたいです! (2022年3月28日 22時) (レス) @page2 id: b2402acd1c (このIDを非表示/違反報告)
Latte - 初めて見させていただきました!やばい……自分好み過ぎる!!!更新楽しみにしてます! (2022年3月28日 21時) (レス) @page6 id: 6fbca39ec2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志春 | 作成日時:2022年3月26日 19時

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