嵐山さん藍ちゃんとエリート ページ11
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「ん?Aも木虎も今日は制服で来たのか?」
「嵐山さんもオープンに行きましょうよ!私達別に芸能人って訳でもないし私達こんなにオープンなのに変装も微妙じゃないですか?」
「嵐山先輩はウチの看板なんだから変装しているくらいが丁度いいのよ」
制服を着て現れた私と藍ちゃんを見て嵐山さんはオープンか、大学以外ではあまりないな、と笑う。
大学か、そうか。嵐山さん大学生か。
太刀川さんも二宮さんもそうなんだよね
なんか急に凄く年上な気がしてきた……!!
「まず美容院だな。随分前に木虎と決めた所なんだが道が複雑だな」
「あ、私ナビ発動させますか?」
「Aは間違えるでしょ。只でさえメールくらいしかまともに出来ないんだから」
そんな事ないのに、と口を尖らせていると藍ちゃんは「でもSNS使いこなしたの最近じゃない」とクスクスと笑う。それを聞いて嵐山さんも「意外だな」と口にして
私は慌てて手を左右に振る。
「でも最近は使えてますよ!!藍ちゃんもそういうのはバラしちゃダメだよ〜!」
「そう言えばAは髪の毛切るの?整えるの?折角綺麗だから切るのも勿体無い気がするけど」
「そう言われてみればそうだな。髪が短いものも似合うがAくらいの年の女の子からしたら色々な髪型が出来る長い方が良いんじゃないか?」
「じゃあ、背中くらいまでとかにしようかなあ……あんまり切ると失恋ですか!?って言われそうだしね」
と言う流れで終わったのにも関わらず
お店に着いてから2人は予約の時間まで10分ほどあったのもあり雑誌を開いてパラパラとページをめくって2人で口論を始めていた。こっちが良いとか言う言い争いだ。
「……A、ウェーブかけてみないか?きっと似合うと思うんだが、木虎もそう思わないか?」
「似合うとは思いますけど決めるのは本人なので」
藍ちゃんには「永遠じゃないんだし挑戦してみたら?」と言われて兎に角2人からジッと見つめられて私は断れるはずもなく「じゃあやってみます」と笑う
可愛くなれるのならと
少しだけ胸をときめかせながら笑った
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「凄くお似合いですよ」
「へ、あ、ありがとうございます……」
お店の人の言葉に嬉しくて緩む頰を隠すように顔を覆うとお店の人もクスクスと笑う
私は席を立って嵐山さん達の方に向かうと
2人は目を見開いて沢山褒めてくれた。
「やっぱり制服だと勿体ないな」
「次は服ですね」
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天霧 - 今度は、藍ちちゃんとのデートがみたいw (2021年2月20日 1時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 音瀬。さん» やっぱり迅さん落ちが良いですよね!!本当にカッコいい!私の書く迅さんが好き!!?ああああ!!そう言ってくれる音瀬さんが私は大好きです!頑張ります\(^^)/ (2017年2月19日 21時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
音瀬。(プロフ) - 迅さんオチだと嬉しいです!!アポロさんの書く迅さん好きです!!嵐山さんを煽っちゃった迅さんとか、すごく可愛かったです!!!いきなりコメント失礼しました!これからも頑張ってください!! (2017年2月18日 21時) (レス) id: 70c99e83a8 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 蛇王@マルチSさん» ですよね!!やっぱり次回作のイフ落ちは太刀川さんで良いですよね!!ここは出水にしろよって感じですね、本当。せめてアンケート5人から選べよ的な、でもダイジョーブ、嵐山さんのならある笑 (2017年2月18日 9時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 葵さん» 初めて本編についての感想をもらえて凄く嬉しいです!!淡々とやっていただけにコメントとか全然来なくて面白くないのかも!とかって思っていたので、とても励みになりました^ - ^太刀川さん本当私の小説の中だとヤバイヤツ笑 (2017年2月18日 9時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アポロ12号。 | 作成日時:2017年2月10日 9時