第12話 ページ14
貴方視線
貴『ふー』
寒い中、ちょっと深い川に水浴びに来た。
風が吹くたび、そばに置いている服が飛ばないか心配になって仕方ない。
しばらくはこの川に居るつもりだし、ジェハが呼びにこない限り、動けないし。
貴『最近になって、白龍と青龍の気配もするし。』
そう、最近になってから白龍と青龍の気配がどんどん近付いてきていた。
多分、相手も気づいてるだろう。
どんどんこちらに近づいている気配。
なぜだろ？気配が近づいてくるたびに、心が締め付けられるような、この痛みは……。
近づいてくる気配の方を見れば、そこには五人の人。
1人は白龍、1人は青龍、1人は美少女かな？、1人は黒髪の男、最後の一人は………。
貴『っ………まさか……。』
何故、何故、何故。
何故あの方がここに？
貴『来る………な………。』
あぁ、神よ、何故願いを聞いてはくれなかった？
僕は気配に背を向けるように海の方を向く。
それと同時に後ろに感じる気配。
あぁ、こんな形で再会したくなかったよ。
？「こんにちは、貴方が黒龍？」
なぜいるのですか、ヨナ姫。
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ヨナ視線(初)
キジャが緑龍と黒龍の気配がするということで、阿波の都までやって来た。
ただ、阿波の都には緑龍しか居なくて、黒龍は山の中にいると言う。
ヨナ「黒龍……、確か、神話には居なかった龍でしょ？」
キジャ「えぇ、神話には居なく、四龍に愛され、守られた龍だと聞きました。最も、能力は知りませんが。」
ハク「何だ、万能じゃねーのかよ。」
キジャ「なっ………、これでも調べた方だぞ！！」
ユン「黙れ白い龍と雷獣。」
言い合いを始めようとするハクとキジャ、それを止めるユンとオドオドするシンア。
ここにAが居たらどうなってたのかな？っと一人思う。
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貴『ヨナ様、どうかご無事で。』
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最後に見た、Aの姿。
最後に聞いた、Aの声。
あの時、止めていたら変わってたのだろうか？
そんな後悔が、今になって響いてくる。
A、今、貴方は何処にいるの？
キジャ「姫様、この先です。」
キジャが指をさす。
その先からは、水の流れる音が聞こえた。
進むと、そこは川のようで、黒龍と思われる人が、そこに居た。
私たちには背を向けて、海を見ていた。
ヨナ「こんにちは、貴方が黒龍？」
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LaLa(プロフ) - この話面白いです！！更新待ってます！ (2019年10月13日 13時) (
レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - とても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2018年6月22日 20時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオバナ | 作成日時：2017年12月30日 21時
