【WT】きゅん･きゅん･まっくす【kryn】

バレバレなくらい まっくす ページ17

昨日のゆっくりした時間とは打って変わって今日は仕事がやけに忙しい。

というのも今日は会社の大事な会議だけでなく、私が務めている会社と提携している会社の社長が来るというのだ。
いつもは緩い課長も緊張に緊張を重ねている。

まぁ、私ぐらいの新人平社員は緊張も何も無いが、流石に不敬な事はしないようにするつもりだ。

1つ目の大事な会議が終わり、昼休憩に入った時だった。携帯を開くとLINEが何件か入っていた。
送り主はきりやん。

きりやん今日早めに帰れるけど夕飯何がいい?

A今日はお魚が食べたい気分です

きりやんが作ってるのだからきりやんの食べたいものでもいいのになぁ…

「十文字ちゃん！もうそろそろ時間だよ！」

先輩に言われ腕時計を見ると5分前。
午後からその社長が来ると言われているから、いつもより昼休憩は短くされていたのを思い出した。




無事に今日の仕事分も終わり、急いで家に帰る。今日は早く帰れるって言ってたから遅く帰ると心配かけちゃうし、折角作ってくれてる料理も冷めちゃう。

やっとの思いで家の玄関を開けると魚のいい匂いが漂う。
おかえりと言いながらキッチンから顔を出すきりやんに思わず見とれてしまう。

kr「何ぼーっとしてんの？もしかして俺の姿に見蕩れるぐらい好きなの？ww」

『ち、違うから！お腹すいてただけだから！』

kr「冗談だからww丁度ご飯も炊けたから早く食べよ」

心の声ダダ漏れだった…？
なんでバレたんだろう？それぐらい私のきりやんへの想いは分かりやすいのだろうか。


この想いが隠さずに言える日が来るのかな

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