38 亜嵐 side ページ38
妹「へぇ、それで、お兄ちゃんは
そのまま何もしなかったんだぁ」
現在、説教?されております。
白濱亜嵐です。
亜「だって、関係ないって……
あんなに冷たくされたの初めてだったし、、」
妹「女心を分かってないねぇ、お兄ちゃん
ダメダメ男だわ」
亜「な!……それに、一緒に仕事してる
男の人がいるんだけど、その人の事
好きっぽいし」
妹「負けたと思ってるの?その男の人に」
亜「そりゃねぇ、俺との対応が違うし
俺もう無理かも」
今まで誰にも話していなかったことを
話して糸が切れたようにボロボロと
思ってもいないことを口にしてしまう。
妹「……ほんとに、本音でAさん言ったと
思ってるの?」
亜「え?……」
妹がこちらを少し睨みつけながら
俺を見ていた。
妹「だから、Aさんが本当に思ってて
【関係ない】っていったとおもうの?」
亜「思うよ」
妹「バカだ、ほんとバカ」
そんなにバカって言われても分かんねぇよ。
妹「諦めるどうこうじゃなくてさ
まずはさ、ちゃんと話したら?」
亜「……」
妹「そんなのも出来ないのに
Aさんに振り向いてもらえるわけないじゃん」
亜「……おぅ」
妹「……」
妹からこんなにもしっかりとした言葉が
出てきたことにとても驚いた。
大きくなったんだなぁと思うのと同時に
俺もしっかりしないとって思えた。
妹「女の子ってね、単純なんだよ
好きな人から話しかけられただけで
一日がキラキラしたり
会えなかっただけでつまんなくなるし
お兄ちゃんもそう思って貰える存在にならないとね!」
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作者名:この | 作成日時:2018年10月25日 0時