36 亜嵐side ページ36
あれから、妹と待ち合わせて
一緒に買い物に向かった。
亜「今日はどうした?
兄ちゃんになんか買って欲しいのあんの?笑」
妹「はぁー??違うよ
今日は彼氏の誕プレ選び♡」
亜「俺、それに付き合わされてんの?
ていうか、彼氏いたんだ……」
妹「いちいちうるさいなぁ
お兄ちゃんまぁまぁセンスいいから誘って
あげたの」
亜「それ、褒めてると受け取りますね」
妹「はいはーい」
妹と昔のような会話をしながら
街を歩いていた。
すると、
妹がずっと話に夢中になっている時だった。
前から自転車が速いスピードで
こちらに向かっていることに気づき
妹の腕を引っ張った。
あまりにも強すぎたのか
俺の胸板に顔をぶつけてそのまま
しばらく動かなかった。
亜「危ねぇよ」
妹「ごめんなさーい」
やっぱり、能天気な奴だ。
俺が結構悩み込んでいるっていうのに。
妹「お兄ちゃんはさ、彼女とかいるの?」
亜「いねぇーよ」
妹「え?なんで?いると思ってた」
亜「俺だって上手くいかない時もありますよ」
妹「え、なになに今てこずってるの?笑」
しまった、
思わず口が滑った。
まぁ、いい機会かも。
女の子の意見も聞いてみるか。
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作者名:この | 作成日時:2018年10月25日 0時