156 page ページ8
.
コンコンを通り越してドンドンとドアを叩いて甲斐田&イブラヒムペアの部屋をノックしてます。
イブラヒム「いやうるさ。……ってなんか用?」
「立ち話もなんなんで部屋入れてください。」
イブラヒム「いや遠慮ないかよ。まぁいいけど。」
ラヒムと甲斐田くんの部屋の中どうなってるか普通に見たかったんですよ。
「おおー、流石、綺麗だね」
中に入ると想像通り整理整頓された部屋で、微かに石鹸の香りがした。
「イブちゃんお風呂上がりでしょ。」
イブラヒム「おーよくわかったね。」
肩にはタオルがかかっていて、風呂上がりのびっちょびちょでぐしゃぐしゃの髪でも様になってんのいいな羨ましい。
「髪の毛びちゃびちゃ……、乾かしなよ風邪ひくよ……」
イブラヒム「めっちゃ引いた目で見るじゃん。ってか用事は何?いだはるに用があるんなら今は居ないけど。」
確かに甲斐田くんの姿が見えなかった。
「甲斐田くんいないんだ」
イブラヒム「そ、さっきなんか電話かかってきて慌てて外出てった。何、なんか用あった?」
「うん。でもイブちゃんでも大丈夫。」
イブラヒム「いやどゆこと」
首を少し傾げてはてなマークを浮かべてるイブちゃん。
「えっとね、私に魔力のコントロールの仕方を教えてください!」
イブラヒム「……」
「……、え、まさかの無反応?」
無言で私の目を見つめてくる。圧力がすごい。眼力どんなだよ。
イブラヒム「別にいいけどさ、それ言うだけのためにこんな夜遅くにこっちまで来たの?」
「うん。なんなら今すぐにでも教えてもらおうかと思って。」
イブラヒム「…………
もちさんの言ってた通り、危機感ないっつーか、なんか鈍いってゆーか……、」
「え、そんな悪口みたいなこと言ってたの刀也」
イブラヒム「言ってた。ま、魔法コントロールについてはおっけ。教える。」
「やった!」
イブラヒム「……、てかそのパジャマ誰の?Aのって感じには見えないけど。ローレン?」
流石鋭い。ちなみにズボンは下がってくるんでいつでもどんな時でもスボンの腰のところ抑えながら行動してる。なんてみっともないんでしょうごめんなさい。
「うん。色々あってめんどくさくなって借りた。」
地味に上の朱色の半袖Tシャツはいい感じにロンTみたいになってていい感じなんすよ。
2353人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しばいぬ - 続編把握です!!めっちゃこの小説好きです!!!! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です!ほんとにずっと楽しませて頂いてます! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい!続編把握です! (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます!更新楽しみにさせてもらってます!………ここ1日に7回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした!続き楽しみにしてます!ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年6月27日 21時