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イブラヒム「……落ち着いた？」
「うん、ごめん。」
目を無理やりこすって涙を止めた。ほんと泣き虫だよな、私。感情に左右されやすい。
座っていた私の隣にイブちゃんはしゃがんで目線を合わせてくれた。
イブラヒム「……俺、同じ部屋だし、いだはるが何に悩んでんのか知ってた。それにAが悩んでんのもそれの事なんだろうなって思ってたけど、……
なんかあったん。甲斐田と。」
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「……私、甲斐田くんにお節介、迷惑って言われた。まぁ、学園でも色々あって他の人の事とかにすごい関与してたし、
私自身も言われた直後はまぁそう思う人の方が正しいよなって感じで思えてたんだけど、
やっぱ正直ちょっとショック受けてたしこれ以上甲斐田くんのことにどうこう言うのやめようって、……思ってたんだけど、……」
イブラヒム「この部屋見てやっぱ止めたいって、思っちゃったか。」
「……、」
イブラヒム「……」
ポンっとイブちゃんは私の頭を撫でた。
「……、」
イブラヒム「優しすぎるんだよ。Aは。
お節介って言われて怒らない所とか、傷つく言葉いわれてそれでも甲斐田の事を思えるとことか、
人に対しての思いやりを持ちすぎ。」
「……そんなこと、」
イブラヒム「そんなことあるんだよ。
もっと欲張って、わがまま言って素直になってみ。まぁマイペースな行動と日頃のくだらないわがままは控えろって思うけど。」
「……くだらないって……。」
日頃のわがままくだらなくないんだけど……。
……人に対して、もっとわがまま、に……か。
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イブラヒム side
暗かったAの表情が明るくなった。
少ししか一緒にいないのにほんとにAは良い奴なんだろうなってことが色んな行動とかで伝わってくる。今のこの現状もそのひとつで。
そう思ってればAは立ち上がって俺と少し距離をとった。
イブラヒム「？」
「イブちゃん一つだけ今からわがまま言うから！」
な、だからわがままとかは今じゃなくてもっと大事な時に……。
イブラヒム「今じゃな」
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「頑張れって、……言って、下さい……。」
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しばいぬ - 続編把握です！！めっちゃこの小説好きです！！！！ (2022年8月16日 22時) (
レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です！ほんとにずっと楽しませて頂いてます！ (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい！続編把握です！ (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます！更新楽しみにさせてもらってます！………ここ１日に７回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした！続き楽しみにしてます！ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時：2022年6月27日 21時
