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ローレン side





「……、ガン見やめてキツイ」



そう言って反対側を向いた彼女。低く軽く結ばれていた髪の毛はおろされていて綺麗な長い髪が目に映る。


ローレン「……」


初めて学校長から情報を貰ってA知った時、歌魔法を持ってる彼女にとても興味を持った。




俺の予想通り、漣Aは異質で、非凡な人間だった。それに人傷つけることを許さない優しくて、強い人。本当に、想像通りの人間だった。




ただ1つ、自分自身が予想できてなかったことといえば、




「ちょ、ローレン、寝るからちょっかい出さないでよ」





俺がAをかわいいと思ってしまってることぐらいか。





ローレン「せっかく俺らの部屋泊まってんのに11時に寝るとかはやくね?」



「……ねかせてぇ……、」




本当に眠いのか声がとろんとしてていつもより覇気がない。めーっちゃかわいいんだが。罪だわこれ。




そんなふうに思ってれば、小さい背中が目に映って、こんなちっさい体で俺らのこと助け出そうとしてるって考えただけでまじで無理。可愛いだろ。




ローレン「……あ"ー、……渡したくねぇ……」



ピッタリくっつくように体を近づかせてAのお腹辺りに手を回す。




「ちょ、ローレン、!近いって、!」



学園のやつにも、学院のやつにも、……アクシアにも、渡したくないわ。まじで。



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アクシア side



Aちゃんが出ていっちゃったからお風呂に入って髪の毛を乾かして部屋の方に戻ればソファーにローレンの姿はなくて、代わりにベッドに2人の影があった。




アクシア「あー!!!!ちょっと!ローレン!」



ローレン「おー、早かったなー」



アクシア「おれももう寝る!髪の毛乾かしたし!」



Aちゃんの隣の方にベッドへ体を入れる。



ローレンAちゃんのことちょっと好きなんかなーとか思ってたけど、こんなん絶対好きじゃん!!


おれの方が早く出会ってAちゃんのこと気に入ってたのにー。



「……」


ちょうど良かった!Aちゃんこっち向いてるやん!


アクシア「ローレンに変なことされてない?」


「だい、じょう、ぶ……」


顔は真っ赤で目を合わせてくれない。少し近寄るとお腹の辺りにローレンの手があることに気づいた。


アクシア「……む、」


「!?」


ずいっと近づいて近くにあるAちゃんの手を握った。


Aちゃんを独り占めしたいのはおれだってそうだよ。ローレン。

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しばいぬ - 続編把握です!!めっちゃこの小説好きです!!!! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です!ほんとにずっと楽しませて頂いてます! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい!続編把握です! (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます!更新楽しみにさせてもらってます!………ここ1日に7回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした!続き楽しみにしてます!ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...  
作成日時:2022年6月27日 21時

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