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「……」
加賀美さんが優しい笑顔で私にそう言ってきた。疑いのない、私を信頼してくれてることが伝わってきて少しだけじーんと感動が来てしまった。
「……当たり前じゃないですか。最後です。ドーンとぶちかましてやりましょ!」
グッと親指を立てて笑顔をみんなに向けるとみんなも優しく笑顔を返してくれた。
加賀美「それと、Aさんには一つだけ言わなきゃいけないことがあります。」
「……?、……あ、」
起きたすぐで頭が寝ぼけてて回ってなかったけど、今改めてしっかりみんなを見てわかった。
1人、足りない。
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加賀美「……先程、甲斐田さんのお父様が奈幸さんと来店してきて、
……甲斐田さんは今日のこの作戦には参加出来ない事になりました。」
「……、」
イブラヒム「いだはるなんかこの後用事あったっぽくてそれの準備をしなきゃ行けないらしくて、
無駄に引き止めたらあっちにとっては後夜祭だけなのになんでこんな引き止めんだ?ってなって怪しまれるだけだと思ったから、」
夢追「甲斐田さんには大丈夫、こっちは任せてって言ったから、今回の作戦は8人で行うことになった。」
「……なるほど、。」
……まぁ、今の甲斐田くんにはお父さんに逆らうことは、しないよね。
加賀美「……」
加賀美さんが心配そうな目でこっちを見てる。
あーもう、ほんと、…………、
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思いっきり自分の頬を両手で叩く。
「「!?」」
「……ふぅ、。よし!目、覚めました!」
昨日から全部の覚悟と決意は決まってるんだ。今更何が起きようと、今日の私のやらなきゃ行けないことは変わんないんだからこんなとこで弱気になっちゃダメだよね!
剣持「っ、ふふ、相変わらずだな、A」
伏見「ははっ、!!さすがっすね〜、」
自分のほっぺ叩いただけなのにこんな笑われてんのなんでだよ。
「……って、時間ない!無効化はやくはじめよう。」
時計を見ると時間は5時ちょっとすぎを指していた。私はライブの関係でステージには15分前にはいかなきゃいけない。
アクシア「っあ!おれ!最初に無効化して!こないだも試したしやりやすさあると思うし!」
ローレン「え、試したことあんの?」
伏見「試してたんすね〜!」
「…………あー……そうだねアクシアからやろっか。」
……そういや、……無効化、気まづいなー……
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しばいぬ - 続編把握です!!めっちゃこの小説好きです!!!! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です!ほんとにずっと楽しませて頂いてます! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい!続編把握です! (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます!更新楽しみにさせてもらってます!………ここ1日に7回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした!続き楽しみにしてます!ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年6月27日 21時