はこはこ ページ6
買い物を終え帰宅すると、辺りは暗くなっていた。
「う、疲れた……。」
しるこ「あ、はこたろーもうすぐ着くって！」
しるこさんのテンションが一段階上がる。
「いま鍵開けますね。」
チップをかざすとカチャリと鍵の開く音がした。
ミントス「ハイテクですねぇ。」
「皆さんに何かあってからでは遅いので。」
ちゃんとオートロックですよ、と自慢げだ。
しるこ「はこたろーだ！」
しるこの視線の先には一台の車が。中からひょいと黄色の彼が顔を出した。
はこたろ「遅くなりました。こんばんは。」
「いらっしゃいです。中へどうぞ。」
リビングへ案内し、はこたろーと挨拶を交わす。
はこたろ「じゃあ、Aさんも一緒に生活していくということで。」
「そうなります。あ、もちろん私の分の家賃は引かれてますので！」
はこたろ「そこは心配してないんですけどね。よろしくお願いします。」
「はい。ご飯作ったら詳しく建物の案内しますね。」
しるこ「え！！」
はこたろ「うるさいな……どうしたの、兄さん。」
しるこ「先生くるって！なんか買ってくって！」
はこたろ「え、今から？」
しるこ「引っ越し祝いだって。」
しるこのスマホが着信を告げる。
しるこ「……花ちゃんから電話だ。もしもし。」
花江『もしもししるこさん？住所送って？今から先生とお邪魔するから。』
しるこ「ちょ、ちょっと待って！」
しるこはAに視線を向ける。Aが首を傾げた。
しるこ「Aさん、花ちゃんたちにここの住所教えても大丈夫？」
「あ、もちろん大丈夫です！皆さんが迷惑を被らない範囲で公表でもなんでもしてください！」
しるこ「あ、もしもし花ちゃん？住所いま送ったから。待ってるね。」
花江『え、いまなんか聞き慣れない声が___』
ブツッと通話を切る。
しるこ「うおっ！」
再びしるこのスマホが着信を告げる。
しるこ「もしもし？」
花江『ごめん聞き忘れたんだけどそっち何人いる？それに合わせてなんか買ってくから。』
しるこは数えることもなく答えた。
しるこ「7人だよー、道分かる？」
花江『うん、今先生のナビに住所登録しといたから。30分くらいで着くと思うよ。』
「花江さんはどうかなさったんですか？」
しるこ「うん、今から先生と遊びに来るって。30分くらいで着くらしいよ。」
「じゃあ、今のうちに建物案内ツアーしますね。」
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
