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スーパーに到着したAとかるてっとは並んで調味料を覗いた。
「焼肉のタレとかないですよね。レモンはあります。」
かるてと「おろしダレとかよくない？岩塩はあったし。」
「あーいいですね。花え……じゃ、なくて、花さんが適当に持ってきてくれる野菜って何がありますかね。ピーマンとか美味しいですよね。」
かるてと「ピーマン嫌いじゃないんだ。子どもはみんなピーマンと人参が嫌いなイメージ。」
「流石にその時期は過ぎ去りましたし、昔からピーマンも人参も平気でした。」
もう19です、と苦笑した。最年少はすぐに大袈裟に子ども扱いされる。
「あ、椎茸とか焼きません？エリンギのバター醤油焼きとかも！」
かるてと「いいじゃん。もし被っても料理に使えばいいし。」
そのほかに紙コップや大きなペットボトル飲料を買った。
「……そういえば、そろそろじらいちゃんの誕生日ですね。」
スーパー内に店舗を構えたケーキ屋のショーウィンドウに視線を向けた。
かるてと「そうなんだよね、プレゼント選んだ？」
「まだ。何がいいか考え中。かるてっとさんはもう用意したんですか？」
かるてっとは親指を突き出した。
かるてと「完璧よ。もしあれなら今買うの付き合うけど。」
幸い、すぐに冷蔵する必要のある食材はない。時間はそろそろ12時30分。
「じゃあ、お付き合い願います。」
かるてと「ん、了解。先に昼食ってから探すか。俺いま辛いものの舌になってんだけどさ。」
「辛いもの！いいですね、今日は暑いですし！」
暑い日に辛いものを食べる。夏の風物詩といえる。
「かるてっとさんはどれくらい辛いの平気なんですか？」
かるてと「けっこうイケるかも。辛いのめっちゃ好き。」
二人が入ったのは有名な蒙古タンメンの店。
かるてと「俺北極。Aは？」
さりげに呼び捨てにされるが、最近よくあるのであまり気にならない。
「ん〜無難に蒙古タンメンで。地元に一軒もなかったので実は初です。」
Aが服が汚れないように前掛けをした。
かるてと「あ、そうなの？記念日じゃん。」
出されたラーメンに恐る恐る口を付ける。
「……なるほど、思ってたほど辛くないかも。」
かるてと「俺の食べてみる？箸つけちゃったけど。」
「一口ください。」
ためらいなくスープをレンゲですくい、そっと口に運んだ。
「……からっ。」
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
