深山と連絡 ページ29
ミントス「Aさん今日って休みですか？」
はこたろーのお手製朝ごはんをゆっくり味わっていたAは視線をミントスに向けた。トーストに乗ったトロトロの黄身が零れそうになっている。
「ふぁい、やふみでふ(はい、休みです)。」
はこたろ「Aさん、たまご零れるよ。」
食器を食洗器に入れながらはこたろーがAに注意を促した。
「ん、やふぁ(やば)。」
慌ててトーストを口に入れた。
「何でですか？」
もぐもぐと咀嚼し終え、口元を拭いてから不思議そうにAが聞いた。
ミントス「何でって、今日先生と花ちゃんがお客さん連れて来たいって言ってたんですけど俺今日は用事あって。」
はこたろ「僕もやることがあるので無理ですね。」
既にいちはち、じらいちゃん、かるてっとは仕事へ出ている。
「……しるこさんは。」
苦し紛れとしか言いようのない声を絞り出した。Aに声がかかる時点でしるこに予定がないわけがない。
ミントス「しるこさんはファンの方々から届いた俺たちへのプレゼントの仕分けをするらしいので無理です。そろそろまずいです。」
Aもそろそろ溢れそうな段ボールを見た覚えがあるため眉をキュッとした。
「あー……分かりました。大丈夫ですよ。」
ミントス「ありがとうございます。花ちゃんに連絡しておきますね。」
Aがスマホを確認すると、昨日から数十件の連絡が来ていた。高い頻度であまり重要度の高くない連絡が来るので通知を切っていたのだった。
【MINTOSU】『Aさん居るので大丈夫ですって』
ぴこん、とミントスのメッセージが表示された。
すぐさま お待ちしてます と書かれたスタンプを送った。
【A】『どなたがいらっしゃるんですか？』
Aのメッセージにすぐさま既読が三件付いた。一つはミントスさんだろう。
【世界の花江】『それは』
もう一人は花江だったようだ。それは、で止まったメッセージにドキドキと続きを待つ。
【世界の花江】『着いてからのお楽しみ』
「……ごちそうさまでした。」
Aは手を合わせた。
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
