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「はーい。」
Aが扉を開けると、二人の男性が立っていた。
???「あ、っと。初めまして。今日からここでお世話になる者なんですが。」
「はい!こちらこそはじめまして、オーナー代理の深山です。かるてっとさんですね!後ろの方はじらいちゃん……さん!でお間違いありませんか?」
かるてと「おぉー!そうですそうです!かるてっとです!」
じらい「はじめまして!じらいちゃんです。」
しるこ「……もしかしてAさんて俺たちのこと知ってる?」
「あ、と、はい……すみません、隠すつもりはなかったんですが。」
しるこ「やっぱり!声だけで誰なのか当ててたし俺のこともすぐ当てたし!そうなのかなーって思ってたんだよね。」
じらい「誰推しとかあるの?」
じらいちゃんの質問に少し答えにくそうに目を細くした。
「あー……そのー……。みなさん好きです。」
かるてと「上手く回避したなぁ!」
かるてっとが笑った。
「へへ、ひとまずリビングへどうぞ。」
Aはかるてっととじらいちゃんを案内した。
しるこ「はこたろーは今日の夜辺りに到着するって。」
Aの足元をにゃーすけが撫でた。
「お、おぉ……可愛いにゃんこちゃんだね。」
そう言いながらもにゃーすけに触れるAの手は少しおどおどしている。
しるこ「Aさんびくびくしすぎじゃない?」
しるこは半笑いでAがにゃーすけに触れる姿を見た。
「や、私犬しか飼ったことなくて猫さんはちょっと加減が分からないといいますか……!」
Aはネットを駆使しなんとかにゃーすけに触れられるようになった。
「改めまして、ここの代理オーナーの深山Aです。進学先の都合で今日からこちらで生活することになっています。皆さんの荷物は今届いてる分は業者さんに二階まで運んでもらいました。三階は広い星の見える部屋と客室、二階に皆さんの部屋、一階にお風呂がふたつ、洗濯機と乾燥機は一緒になっててふたつ。キッチンに食洗器もあるので食器洗いは機械にしておいたほうが便利です。ただコップとか満足じゃないのでお好きなものを用意していただいたほうがいいかと思ってて……はい。」
尻切れトンボに言い終えた。
かるてと「じゃあまずは食器買いに行きません?Aさんも一緒に。」
「わ、ぜひ!」
Aは瞳を輝かせた。
かるてっとの運転で近くのデパートまで来た一行はコップをじっと眺めた。
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます!これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます!直ちに修正いたしました!本当にありがとうございます!! (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。! (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます!なんと……!それは光栄です!ぜひ一緒に応援していきましょう! (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです!私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです!!つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ!(話のオチは…) (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめこ | 作成日時:2020年7月12日 12時