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Aが百合の扉を開けると、先ほどと変わらずどんちゃん騒ぎを繰り広げるみんなの姿があった。
じらい「あーっAさんとはこたろさん居た！どこ行ってたの〜？」
「お水持ってきました。……あっ、お酒飲んだ後ってお風呂入らないほうがいいんでしたっけ。」
はこたろ「酔いが回って平衡感覚が狂うって聞きますよね。」
「忘れてお風呂沸かしちゃった……。」
はこたろ「ぬるま湯で体を流すくらいなら大丈夫ですよ。水配るなら僕にも半分貸してください。」
はこたろーはAの腕から6本のペットボトルを抜き取る。Aの手元に残ったのはたったの3本だった。
「半分じゃなくて三分の二持っていくじゃないですか……。」
正直ときめいた。
じらい「Aさーん！お水貰ってもいい？」
「はい、どうぞ。楽しそうですね。」
じらい「たのっしい。Aさんお酒飲めないのに楽しんじゃってごめんね？」
「あーそんな、全然気にしないでください！」
じらいちゃんは頬を膨らませた。
じらい「はい！じらいちゃんには遠慮禁止！これから一緒に住んでいくわけだし、じらいちゃんAさんともっと仲良くなりたい！」
しるこ「なになに何の話してんの？」
しるこが水を片手にじらいちゃんに寄り掛かる。
じらい「しるこさんもAさんともっと仲良くなりたいよね？」
しるこ「お、おぉ？急にどしたの？」
しるこは状況についていけず戸惑い気味だ。
花江「なになに何の話してんの？」
花江がしるこに寄り掛かる。
じらいちゃんとAは顔を見合わせ吹き出した。
じらい「っ、ははははは！しるこさんと花ちゃんおんなじこと言ってんだけど！」
「行動まで一緒って……っふふ。」
今度はしること花江が顔を見合わせる番だった。
じらい「はー笑った。ね、Aちゃんって呼ぶね？敬語も寂しいからなしにしよ？」
しるこ「えーじらいちゃんだけずるい−俺も仲良くなりたいー！」
じらい「だってしるこさんさっき『仲良くなりたいよね？』って聞いたとき即答しなかったじゃん？」
しるこ「だって話についていけなかったんだもーん。」
Aはやり取りに口を挟めず二人を眺める。
花江「俺も仲良くしよー！また遊び来たいし！」
「あ！それはもちろん！誰かしかいる時ならいつでも！」
Aはふと花江に水を差しだした。
「これ、えっと……お近づきの印、ってことで。」
花江は笑顔で水を受け取った。
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
