地下世界 私の存在意義は、 ページ10
アイカ(作者)が表紙描いてくれました。
約四時間ぐらいらしいです。
この作品合作なのよく忘れます……笑
________________________
.
「そんな世界、あってたまるか……」
なら今までの私の憶測は正しかったとされる。
じゃあ私の存在も知っていて、この世界のことも知っていて、だからリセットを繰り返していたのか。
何度もリセットされる世界……
「……私の存在は知っていたのか?」
「*はい」
「私は…………一体、どういう存在なんだ。」
プレイヤーは選択を迷っているようだった。
ずっと追い求めてきた自分の存在、存在価値。
聞きたくないのに、口から出たのは疑問の言葉だった。
今の私はきっと青ざめているだろう。
周りを見る余裕すらなくなってくる。
「*この世界の、最後の」
「黙れよ!……見てられないよキャラ!!キャラ?」
フラウィが何かを喋り出したフリスクを止める。
私は今ちゃんと立っているのだろうか。
フラフラする。今すぐにでも倒れそうだ。
身体が上手く働いてくれない。違う、脳が働かない。
倒れそうになった私の下にポータルが出来た。
私はそのポータルに落ちて、そのまま意識を落とした。
.
.
.
.
「Aちゃん……」
瞼が重い。起きるのもめんどくさい。
側で声をかけられている。声をかけてるのはインク君かな。
「……僕がもっとこの世界のことについて知ってたら、」
「私がもっと決意を抱いてたらこんな姿にはならなかった。インク君のせいじゃない……」
「でも僕は守護者なんだ!君を守る役目がある。」
切羽詰まったような顔しちゃって。そんなに感情高まっちゃったら後々大変なのに。
そんなインク君に微笑みかける。
「心配かけちゃってごめん。だけどもう大丈夫だよ、次は絶対に上手く出来る。」
決意のソウルを持っているんだ。一度決意を抱いた物事は、完璧に終わるまで全力で取り組まなきゃいけない。
立ちくらみでふらっとしてしまい、インク君に支えられた。
慌てて少し離れる。
「みんなの為にもこの世界は守り通すから大丈夫。このソウルだけは保守するから。」
「……Aちゃん。僕も全力でサポートするからね。」
「ありがとう。」
今、私は上手く笑えているだろうか。
60人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サイカ(プロフ) - アンテ民さん» 貴重なご意見ありがとうございます!これからの小説作りに参考にさせていただきます! (5月7日 23時) (レス) id: 8270b2e39b (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - 少し愛されでも良いと思います! (5月7日 16時) (レス) @page11 id: 507c548666 (このIDを非表示/違反報告)
サイカ(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» 貴重なご意見ありがとうございます!参考にさせていただきますね。本当にありがとうございます! (4月4日 14時) (レス) id: 8270b2e39b (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 愛されは別にいいかなぁ........恋愛要素があるとしても......愛され は なんか違う気がするなと (4月3日 18時) (レス) @page6 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
サイカ(プロフ) - 葵斗(別アカ)さん» ありがとうございます!コメントは執筆の励みになりますので、本当にありがたいです! (3月29日 14時) (レス) id: 8270b2e39b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アイカ x他1人 | 作成日時:2023年11月29日 20時