おさななじみ兼こいびと。【中村悠一】

いやいやいやいや ページ42

『ちょっ、いやほんとに意味わかんない。え？なんで私ここにいるの？前にもなんかこんなことあったよね？ね？なあおいなんとか言えよ中村悠一おい』

中「まあまあ落ち着け、とりあえず俺が挨拶したらお前も挨拶しろ、な？」

『これが落ち着いてられっかよ！くそう……』


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中「みなさんこんにちは、中村悠一です」

『……みなさんこんにちは、佐藤Aです』

中「このラジオは、僕が幼馴染みとラジオしてみたいな〜とぼやいたら実現してしまったゲストを迎えたり迎えなかったりしてお送りしていくラジオです」

『は？いやいやいやいや初耳なんですけどちょっと待てって、はい？』

中「落ち着け落ち着け」

『いやね、うん、あの、このラジオの存在自体は知ってたよ？お馴染みラジオでしょ、悠一ともう一人がラジオパーソナリティーの、もう一人は公開されてなかったけど』

中「おっ流石、その公開されてなかったもう一人がAだな、あれだよあれ、サプラ〜イズ」

『ふ ざ け て い る の か』

中「ごめんて」

『まあいいけど……家帰ろうとしたらいきなりここに連行されてびっくりしたよ私は……前にもこんなことあったよね？ね？中村悠一さん？』

中「ごめんって、なんか今度お詫びするから機嫌直せよ(良い声)」

『ぐっ……悠一さ〜〜〜私がその声に弱いの知ってんだろ〜〜〜』

中「そりゃ何十年と一緒にいるからな、知ってるに決まってんだろ」

『だよなぁ……その声でこられると怒るに怒れないんだよ……最推しだもん……しゃーないやんけ……』

中「そういやAって声優大好きみたいだけどさ、どんな声を好きになる〜とかあるの？」

『あ〜……あるよ、あるある。私って多分ね、基本低い声が好きなんだよね。例を挙げるなら、安元さんだとか細谷さんだとか、杉さん……杉田さんとか。例外もあるんだけどね』

中「ほぉ、例外？例えば誰？」

『ん〜、例えば櫻井さんとか、梶さんとか柿原さんとか……優しげな声が好きなのかな、と個人的には思ってる』

中「優しげな声ね……ん、こんな感じ？(良い声)」

『(ｶﾞﾀﾀｯ)』

中「動揺しすぎだろ」


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