おさななじみ兼こいびと。【中村悠一】

今度こそ。 ページ29

前話でタイトルいらっしゃいませのくせに家に招いてないよね。……え？メタい？あっわかりましたやめます。

ということで今度こそ家に入りました。


『なんか適当な所に荷物置いて座っててください〜ご飯作ってきます』

中「なんか手伝えることあるか？」

『悠一が……できること……？？』

顎に手をあてて考えるふりをする。

中「悩むな！」

『冗談だよやだな〜……私のFGOで周回して種火集めといて』

はいこれ、と携帯を渡す。何やら不満気である。

中「……ご飯作る方でなにかないのか」

『悠一ってご飯作れたっけ〜』

そう言ってにっこりと笑って見せる。
私と暮らす前キッチン封鎖してたの忘れたとは言わせないぞ。包丁さえなくてびっくりしたからな私は。

中「周回してます」

『よろしい』

ちなみに私のFGOで聖杯を捧げてLv.100にしたのはダビデです。FGOやってるみんなならなんで育てたかわかるよね？ね？わからなかったらCVが誰か調べてみようね。


冷蔵庫を一通り見る。安元さんと杉さんいるしなぁ、何がいいだろうか……
自分でノートにメモったレシピ集を捲りながら考える。あんまり時間かからずに美味しいのがいいよなあ……

『……あ』

これいいかもなぁ、あんまり時間もかからないし簡単だし、しかも美味しい！うん、これでいいか。あと適当にサラダとかつけとけば……まあ……いいだろうか。





ご飯を作っていると背後から足音が聞こえた。

安「……なんか手伝えることってあるかな？」

『あ、安元さん。……そうですね、手伝えることか……』

ほぼ終わってるしなぁ、どうしよう。あとは焼けたら切るだけだし……

『じゃあ、お皿出すの手伝って頂いてもいいですか？』

安「お、了解」

『悠一も手伝って、杉さん周回よろしく』

中「わかった。安元さん皿こっちです」

杉「えっあっわかった……」

ねえ杉さんお願いだからそんな目でこっち見ないで……捨てられた子犬の目やめて……



準備してくれた皿に盛り付けてテーブルに持っていく。まあこんな感じだろう、味見はしたから大丈夫だと思う。

『杉さーん、出来たよ。周回ありがとう』

杉「お安いご用だぜ！……おぉ……うまそう……」

杉さんって何か目に感情現れてる気がするの気のせいかな、なんか心做しかキラキラしている気がするよ……？

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