おさななじみ兼こいびと。【中村悠一】

ちょっとまてよ。 ページ22

中「おらいくぞー」

『ﾊｧﾝ!?無視すんなって!!』

中「はい、321」

『っだーもう……はぁ……』

ん"ん、と喉を整える。

『ねぇ、お姉ちゃん。その手に持ってるもの、僕の見間違いじゃなければお菓子にみえるんだけどさぁ、なんでそんなものもってんの?昨日言ってなかったっけ?明日からダイエット始めるって。そうやって明日から明日からーって続けてるからブクブク太ってくんだと思うんだけど。……そのお菓子、没収ね?僕が食べてあげる(ショタ声)』

言ってて心が痛いです。盛大にブーメラン食らってます。

中「……長いな」

『長いね、私もそう思う』

中「お前がいったんだろ!」

『いや……なにも考えずに喋りだしたら長くなってしまったんだよ!許せ!』

中「まあ録音はしたけどな」

『やだもうこいつ……』

中「ほら、声が好きだから」

『私のことは?』

中「……好きだよ(良い声)」

『あっやばい(やばい)』

まってまって〜そうくるとは思わなかっためちゃめちゃしんどい、え？まって？

『え……むり……』

中「何が無理なんだよ!傷つくぞ!」

『えっごめん……今ちょっと幼馴染みじゃなくてただのオタクなので……やっぱり中村悠一しんどいな……やばい……』

やばくない？めちゃめちゃ良い声だったよ今の、リスナーさんも死んだんじゃない？やばいな……やばい……

中「今のマイク入ってると思うぞ」

『……今貴方達は何も聞かなかった、いいですね？』

中「流石に無理があるだろ」

そう言いつつ笑ってるゆうきゃんめっちゃ愛しい。かわいい。はぁ〜好きだ……

『先に進めって怒られてるよゆうきゃん』

中「怒られてるね、次行くか」

そしてゲームの最新情報を伝える悠一。うーんやっぱり良い声してるよなぁ、聞いてて落ち着くというか。今度休みの日、久しぶりに自分の家に行ってドラマCD整理しようかな……自分の家と言っても隣なんだけど。そして聞こう……悠一のだけは全部揃えてるからな、沢山あるんだよね。

『ふぁあ……』

つい欠伸が出てしまった。しょうがないね、落ち着くからね。

中「眠そうだな」

『あー……悠一の声聞いてたら眠くなってきたよね』

中「それいつも言ってるよな」

『事実だからなぁ』

中「それで車運転出来るのか？」

『頑張りますとも』

中「なんか心配だわ……あ、そろそろお時間だそうです」

『ほんとだ〜』

中「本当眠そうだな、お相手は中村悠一と」

『眠いからね、その幼馴染みの佐藤Aでした〜、ばいばい』

仮眠。→←さて。

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