�� ページ21
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大鍋は割れて破片が散らばっていた
割った本人は液体を被っておできが肌に浮き上がり、その痛みでしくしく泣いていた
ペアであるシェーマスが医務室に連れて行ったあと、どうしてか隣の机にいたハリーが減点された
「理不尽だなあ」
「そういう割には笑ってるじゃない」
「面白いから笑ってるんだよ」
「最低」
その後、グリフィンドールに加点される事は無かった
×
何か言うべきなのだろうか
落ち込んでいるハリーを遠めに見て、Aは考え込んでいた。友人らしい友人を持った試しがないAは、こういう時にどんな言葉をかけたらいいのかわからなかった
迷っているうちにハリーはロンと一緒にどこかへ行ってしまった
どうせ気の利いた言葉なんてかけれないだろうし、よかったのかも。リウを探そうと振り返れば、右肩に手を置かれた
「や、可愛い方のセレバトナ」
可愛い方？慣れない呼び方に首を傾げる
燃えるような赤毛をした彼はフレッドの方か、ジョージの方だったか
「どっちなの？」
そう尋ねれば、今度は左から声がした
「おいおい酷いなあ。双子同士の仲だっていうのに！」
「ああ、すごくショックだ」
わざとらしく身振り手振りで大げさに表現する双子に小さく笑う
双子を見分けるなんて簡単にできることじゃないってわかってるくせに
「それで、可愛い方ってどういう意味なの？」
「君の片割れと話したんだよ」
「うそ、あのリウが？」
思わず聞き返してしまった
無駄を嫌って効率的に行動する事を好む片割れが他の寮(しかも問題児で有名な双子)のために時間を割いたって？
信じられないというような言い方に、ジョージが訂正した
「おっと、会話という会話じゃなかったぜ」
「何か用？...雑談？君らと話してる時間なんてないんだけど」
「わーお、そっくりだ。本人かと思うくらいにな」
その時のリウの真似だろう、腕を組んで肩を竦めると、一睨みしてローブを翻すような動きをした。いとも簡単に想像できてしまって、確かにそっくりなんだろうなと思う
「ほんと、そのセリフを言ってるリウが簡単に想像できた。それで私が可愛い方なのね。じゃあリウはなんて呼んでるの？」
双子は顔を見合わせてニヤリと笑った
「
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くらげ(プロフ) - ゆばちゃむさん» コメントありがとうございます。続きを更新したつもりがコピーしていた非公開のお話が公開済みになってしまっていたようです。ご指摘ありがとうございます、助かりました;;修正後本来のお話を公開致します (2月9日 18時) (
レス) id: ecfffd224b (このIDを非表示/違反報告)
ゆばちゃむ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても素晴らしい作品を読めてとっても嬉しいですありがとうございます！最新話が2個前の話と同じ内容ですがこれはバグなのでしょうか、？もしお時間あれば確認してくださるとありがたいです！ (2月9日 18時) (レス) @page18 id: 56d433994e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2023年9月13日 14時
