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「うーん...ねぇリウ、どっちがいいと思う？」
「まだ迷ってるの？僕は猫がいいと思う」
キッパリと言い切ったリウに、Aの方が珍しくため息をつき、頭を抱えた
生き物の事になるとリウの方がぽんこつになりがちなのだ
咎めるようにAは片割れに言葉を続ける
「ちょっと、真剣に答えてる？好みとかの話じゃない。梟がいないと手紙が出せないでしょう｣
「親もいない、親代わりもいない僕等が誰に手紙を出すわけ？ミシャに出すなんて言わないよね？」
「確かにミシャは親代わりじゃないけど..近況報告くらいはしないとじゃない？」
「しもべ妖精にぃ？いいって、猫にしよう」
梟だって可愛いのに...それに手紙だって運べる、なんて言ったらきっと「猫だって躾ればそれくらい出来る」と反論されそうだ
無論魔法使いの猫だからってそんなに利口な猫は存在しない訳だが(恐らく)
リウはもう既に飽きたのか、羽根ペンを見ていた
二人で一匹連れて行こうとなったのにどうしてそんなに無頓着なのか...と思ったけどリウは人に対しても興味のわかない人種だった
実際色んな子を見てから決めたらいいかと、まずはローブや杖、必要不可欠な物を揃えることに。
歩いてる最中に、一際目立つ大男の姿が視界に入る
「ハグリッド？ねぇ、ハグリッドじゃない？」
Aとリウは一際目立つ大きな男に駆け寄った
ハグリッドはセレバトナの屋敷...森の奥深くに存在し、辿り着くことが困難なあの屋敷に訪問することが出来た、珍しい客人のひとり
「おー、セレバトナのふたりか....手紙がちと遅く届いただろう？あそこは何せ厄介な幻覚魔法がかかっておる。梟も随分疲弊して帰ってきた」
「うふ、それはごめんなさい。でもハグリッドが来てくれたら早く届いたはずだったよ。だってハグリッドは心の奥底から動物を愛する心を持ってるもの」
ハグリッドは分が悪そうに頭をかいた
「今回俺は別件をダンブルドア先生に頼まれてしまってな、お前さんらのとこに行けなかった」
セレバトナの屋敷に訪れる客人は滅多にいない
魔法動物のことや自分たちの父と母の話をしてくれるハグリッドの事をAは好いていたし、リウも嫌いではなかった
ハグリッドが来てくれなかったのは少し寂しかったものの、別件なら仕方ないかと納得していると、後ろに隠れている小柄な男の子と目が合った
「ハグリッド、結婚したの？」
「ぶっ」
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くらげ(プロフ) - ゆばちゃむさん» コメントありがとうございます。続きを更新したつもりがコピーしていた非公開のお話が公開済みになってしまっていたようです。ご指摘ありがとうございます、助かりました;;修正後本来のお話を公開致します (2月9日 18時) (
レス) id: ecfffd224b (このIDを非表示/違反報告)
ゆばちゃむ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても素晴らしい作品を読めてとっても嬉しいですありがとうございます！最新話が2個前の話と同じ内容ですがこれはバグなのでしょうか、？もしお時間あれば確認してくださるとありがたいです！ (2月9日 18時) (レス) @page18 id: 56d433994e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2023年9月13日 14時
