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3 誓え、女よ。 ページ3

‪✿‬







床で丸くなっているドストエフスキーと、
ただどうすればいいかわからなくてあたふたする私。

これ下手したら私殺されるんじゃないか…
相手はすごく今みすぼらしい姿を見せているが、腐っても 「死の家の鼠 頭目 」

フョードル・ドストエフスキー だ。

対して私は、ただのただのその死の家の鼠の下っ端。構成員と呼べるかすら危うい人間

鼻水垂らして号泣して丸くなっている頭目相手に今考えることではないのかもしれないが、組織の頂点に立つ男だ。可能性はゼロではない。

だったら、私が、ここで、やることは!


「また……出直しますね!さ、さようなら〜!」


逃げるしかないよ!


振り返ってドアを力強くバタン!と閉める。咄嗟に彼の声が聞こえたが、それを無視しとにかく人通りの多い遠くへ走った。


はぁはぁと息を切らしながら必死で走る
私はまだそんな勘違いで死にたくない!

なにやら、後ろから足音が聞こえる
嫌な予感がし、走りながらチラリと振り返ると


「待ってッ…!くだざい!っ!なぜ逃げるんですか!?僕達は、恋人でず…ッ!」


綺麗なフォームでこちらに迫り来るドストエフスキーが見えるではないか!
虚弱体質じゃなかったの!?

そんなことを考えて勢いが緩んだのか、肩を彼に強く掴また。そして、そのまま後ろへ引き寄せられ、綺麗なしりもちを私はついた


「ぁ…!痛…‥!!」


一瞬の痛みのうちに彼は一気に距離を詰め、
私の頭を両手でガシッと掴み顔を近づけてきた。鼻先と鼻先が触れる。

ドストエフスキーはすごい冷や汗と形相で
吐息混じりに言った。


「……さぁ、もう浮気はしないと、僕と一生添い遂げると、誓いなさい……!」


持ち上げられた頭が痛い。彼の力で私の頭はぶちゃっとトマトのように潰れてしまいそうだ。幻か、ドストエフスキーの瞳はぐるぐると円が出来るように私には見えて、なにか術にでもかけられる。そんな気がした。


「わた、わたし、私は……」


震える唇でなんとか言葉を紡ぎ、答えようとすると















「Aちゃん…………?」

状況は大きく変化した

4 ヘルプ!太宰!ヘルプミー!→←2 こっちが泣きそう…



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優奈(プロフ) - コメントありがとうございます!ポエマーのドス君を想像して書いてみましたw!笑ってくれて嬉しいです✨️ (4月1日 14時) (レス) id: e41b338b70 (このIDを非表示/違反報告)
マイにゃん(プロフ) - 僕の心はガラスのハート。で思いっきり笑いました!wフョードル大好き!!! (3月31日 21時) (レス) @page9 id: e31abdb017 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - コメントありがとうございます!蛙化の新しい扉開いちゃってください!! (1月11日 17時) (レス) id: e41b338b70 (このIDを非表示/違反報告)
恋するゴリラのレクイエム(プロフ) - ええかわいい…?(推しが好きすぎて蛙化しようと思って来た民です) (1月11日 12時) (レス) @page3 id: 38342cbe97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優奈 | 作成日時:2023年12月3日 17時

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