16 いちごパフェ ページ16
*
私は、今新しく働き始めた喫茶店うずまきにいます。うずまきにいる人は全員とても良い人ばかりで、本当に良かったと思う。
太宰さんには、感謝しかない。
そして、敦くんと鏡花ちゃんが注文したいちごパフェを作っている。
敦くんと鏡花ちゃんというのは、上の階、
「武装探偵社」の社員で太宰さんの知り合いだ。
二人ともこんなピチピチで若いのに働いていて尊敬する。ほんとぅ偉い…！
さて、ホイップクリームの上に切ったいちごを飾れば、おいしいいちごパフェの出来上がり！
「お待たせしました！いちごパフェです」
「わぁ！おいしそう！ありがとうございます！
ね、鏡花ちゃんおいしそうだね」
「うん、おいしそう」
キラキラとした純粋な笑顔で笑う敦くんが眩しすぎて直視できない。私みたいな汚い大人とは違う、この子はきっと大人になっても、綺麗なままなんだろうと、思った。
「あのそういえば、太宰さんから聞いたんですけど…」
スプーンを手に取りながら敦くんは言った。
「ん？太宰さんが何か言ってたの？」
「貴方のことを、魔人フョードルを調教した女王と、言っていた。」
「ちょ、鏡花ちゃん！ そんなストレートに…」
「ええっっ！？」
ちょ、調教って、Sじゃないんだから…。何も知らないこの二人に変なことを吹き込むのはやめてほしい。私のイメージやばいくなるじゃない！
「そんな…、あの人とはただの上司と部下の関係だよ」
「そ、そうですよね…！すみません、変なこと聞いちゃって」
ペコペコと頭を下げる敦くん。あわてて私は
「大丈夫大丈夫だよ！」と手を横に振った。
もう、太宰さんは良い所はたくさんだけど、ちょっと勢いがつくとこうなんだから！
後で注意しておかないと。
「Aちゃん、こっちお願い」
「あ、はーい！」
マスターに呼ばれたので急いでおぼんを持ち直して厨房へ。
まぁ、なにはともわれ女王という誤解はとけたしよしとしよう！
これからついに私の新しい生活がはじまる！
めでたしめでたし…！ なのである！
「あれが、我が親友！ドス君を泣かせたっていう女の子か……」
一羽の鳥が羽ばたく予感が。
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優奈(プロフ) - コメントありがとうございます！ポエマーのドス君を想像して書いてみましたw！笑ってくれて嬉しいです✨️ (4月1日 14時) (
レス) id: e41b338b70 (このIDを非表示/違反報告)
マイにゃん(プロフ) - 僕の心はガラスのハート。で思いっきり笑いました！wフョードル大好き！！！ (3月31日 21時) (レス) @page9 id: e31abdb017 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - コメントありがとうございます！蛙化の新しい扉開いちゃってください！！ (1月11日 17時) (レス) id: e41b338b70 (このIDを非表示/違反報告)
恋するゴリラのレクイエム(プロフ) - ええかわいい…？（推しが好きすぎて蛙化しようと思って来た民です） (1月11日 12時) (レス) @page3 id: 38342cbe97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優奈 | 作成日時：2023年12月3日 17時
