15 やっぱり君は最高だ ページ15
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Aがドストエフスキーの股間を前足で蹴った直後、蹴られた本人は短く悲鳴を上げ、自分のものを手で抑え、うずくまる。
そこを蹴られると、男性にとってはとてもない痛みだとAは小学生のとき仲良しな男子に教えて貰ったことを思い出していた。
蹴ったAはというと、懐から
「辞表」と書かれた封筒をうずくまるドストエフスキーに叩きつけて、こう言った。
「私!仕事やめます!もう会うことはないと思うので、永遠にサヨウナラ!」
「あっははははは!Aちゃん、やっぱり君最高だよ!!ははは!」
「ァァぁあ””………痛ぃ…」
そのまま太宰とAは駅のホームを飛び出した。これからどうやって帰るのか考えず、本能に飛び出し二人でギャハハと笑い続ける。
〜 ここだけ切り取れば、最低な男女なのである 〜
「Aちゃん!Aちゃん!君面白いよ!」
太宰は今までこんな人間に会ったことがなかった。魔人 フョードル・ドストエフスキーに恐怖で屈することなく、こんなエグい度胸を見せる人間に。
「太宰さん!今日は、ありがとうございました!おかげで、スッキリしました!また呑みましょっ」
Aの顔は清々しく青空のよう。
「嗚呼!ぜひまた呑もう!」
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優奈(プロフ) - コメントありがとうございます!ポエマーのドス君を想像して書いてみましたw!笑ってくれて嬉しいです✨️ (4月1日 14時) (レス) id: e41b338b70 (このIDを非表示/違反報告)
マイにゃん(プロフ) - 僕の心はガラスのハート。で思いっきり笑いました!wフョードル大好き!!! (3月31日 21時) (レス) @page9 id: e31abdb017 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - コメントありがとうございます!蛙化の新しい扉開いちゃってください!! (1月11日 17時) (レス) id: e41b338b70 (このIDを非表示/違反報告)
恋するゴリラのレクイエム(プロフ) - ええかわいい…?(推しが好きすぎて蛙化しようと思って来た民です) (1月11日 12時) (レス) @page3 id: 38342cbe97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優奈 | 作成日時:2023年12月3日 17時