スーパーリーダーと恋をするッ‼︎‼︎‼︎ (ページ25)

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𝟐𝟒 ページ25

心地よい声が自分の名前を呼んでいる
目を開けると自分が降りる番になっていた

『うそ、寝ちゃってた、、、すみません、いくらですか？』

💜「あかんで、俺が払うから、」

扉が開き、先に降りた💜くんが手を差し出す

差し出されたからにはとその手を握り車の外へ出る

『…何から何までありがとう』
ほんとうに。
今日はどれだけ彼に助けられただろう
…さすが私の推し…

すると彼は小さなメモを私の手に握らせた

💜「これ、俺の番号。嫌ちゃうかったらLINE検索して登録して。」

『…いや、さすがにもらえへん』

だって私たちはアイドルとファン
それ以上でもそれ以下でも、あってはならない

💜「もしかして、俺がここまでするの、『さすが私の推し』とか思ってる？」

図星だ
そうでもしないと、そう思わないと、
違う感情に、蓋が出来なくなるから

💜「もう俺、ら、、、友達、、やろ？、、大切な友達やから、ここまでする。これで終わりにしたくない。またのんびり語ろうや。な？」

待たせすぎで怒られるわって
私の返事も聞かずにタクシーに乗り込み、行ってしまった

友達なら、いいのだろうか。

でも、💜くんにしか話せないことがあるし、これからもそれは彼に相談したい
晴人も彼に懐いているし

神様、絶対に私はこれ以上を求めません。
どうかお許しください。
メモに書かれた筆圧の濃い数字見ながらスマホに打ち込み彼を見つける
気の許せる友達が増えた、そう言い聞かせ
できるだけ可愛げのないスタンプを送った

💜side

危なかった

苦しい言い訳やったけど大丈夫か

友達として、そばにおりたい、連絡先交換、また会う

よし、大丈夫、おかしなとこはない

“ﾌﾞﾌﾞｯ”

俺が卯年で描いた絵をアイコンにした人から
「すて金魚」という昭和のダジャレスタンプがきた

俺も負けじと
“よろしクラメン”
と返した

しばらくして口角が上がっていることに気付いた
結構末期かもな、、

東京にいる間のホテルに戻ると
せーやくんと出くわした

「おかえり、晴人くん無事送り届けたか？」

『うん』

「なんや、お前、隠し事あるんか？めっちゃニヤけてたけど。あ、別に話したくないんやったらええ」

せーやくんはいつも鋭い、かつあまり人に興味ない

やから相談するモチベが上がらない

やっぱこーゆーのはたいせーかなぁ

「お前、全部顔出てんで笑」

『ちょ、ほんま黙ってください笑』

も〜、はよ寝よ、、、