蝶屋敷の食事係の私と霞柱の間に子供ができた件。弐【時透無一郎】

参拾肆ノ話 ページ38

美月side


天｢もうちょっとなんだから体力作らないと！｣


私は今無一郎さんとお散歩中。




無｢美月…大丈夫？休んだ方がいいんじゃ…

息切れ酷いよ…？｣


無一郎さんが心配そうにこちらを見ているが、

私は歩みをとめない。



天｢大丈夫ですよ！

私太っちゃったので痩せないと！｣



無｢何言ってるの、美月は十分すぎるくらい痩せてる。

細すぎて心配なくらいなんだけど…｣



天｢そっちこそ何言ってるんですか〜！

太っちゃって大変ですよ｣




無｢とにかく休まなきゃ駄目！

適度な運動ならしてもいいって言われてるだけだよ？｣



そう言って通りがかった甘味処へと引きずられる。


天｢もうっ。

せっかく運動してたのに｣


無｢ここで休んだらすぐ帰るよ？

あとは帰るだけの道のりで十分。｣




ええ?!もう帰るんですか…？


そうは言ってもやはり腰が痛む。



それにすぐ息が上がる。



肺が圧迫されているかららしい。



すると甘味処の女将さんが話しかけてきた。

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