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弐拾捌ノ話 #反射する剣先 ページ31

カナヲside




憎いあいつの頚は思ったよりも硬かった。





カ「…ッ…!」



今斬らなきゃ…!



私は目が使えなくなる!




私は精一杯の力を振り絞ったが


まだまだ力が足りない。






…頚は腐り始めているというのに。




私がここで倒さなきゃ…!


せっかく姉さんが作ったチャンスを無駄にしてしまう……!






童「…ふっ…無駄だよ


君の力じゃ






…?!」





次の瞬間、私の刃とは別方向から白い剣先が見えた。






カ「霞柱様…!」



キラリと月光に反射する刃は物凄い力であいつの頚を切断していく。




私は一瞬唖然としてしまったが


すぐに我に返り…





渾身の力を注いだ。






童「…ッ…!ぐッ…!」







『ザン…!』








頚が断ち切れる音がした。





…!勝ったの…?





確かにあいつの頚と胴は別れていた。





そこには無表情の顔が。






その面は



『何も感じない』




『悲しくも悔しくもない』




という何も無い感情を物語っていた。









カ「さよなら。カナエ姉さんの仇は、


今、私たちがとった」




そこで私は自身の右目が殆ど見えていないことに気がつく。



…でも見える。





ぼやけるけど、これくらい…




みんなの為なら。





胡「…ッカナヲ…!


目は…!目は大丈夫なの…?!」




するとしのぶ姉さんが駆け寄ってくる。




本当は喜びたい筈なのに、



しのぶ姉さんは私の心配をしてくれている…。






しのぶ姉さんは、やっぱり優しい。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 子供   
作品ジャンル:恋愛
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シルバーウルフ - 凄く面白くて一気に読ませてもらいました。更新楽しみに待ってます!!!!(^ω^) (2020年11月17日 13時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬あまね(プロフ) - 吸血鬼と人間のハーフくんさん» コメント有難う御座います…!感動して頂けるようにあれこれ考えながら書いていたのでとても嬉しいです…! (2020年7月12日 21時) (レス) id: 11380dd944 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬あまね(プロフ) - シバさん» コメント有難う御座います…!夢主ちゃん頑張りました! (2020年7月12日 21時) (レス) id: 11380dd944 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬あまね(プロフ) - あおいつばめさん» コメント有難う御座います…!感動して頂けてたようで幸いです。 (2020年7月12日 21時) (レス) id: 11380dd944 (このIDを非表示/違反報告)
吸血鬼と人間のハーフくん - う、う、う、うぅ、、産まれたァァァァァァ!!!もう、お兄ちゃん感動したよ!おめでたっすな!(о´∀`о) (2020年7月12日 2時) (レス) id: 315c812a82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水瀬あまね | 作成日時:2020年6月6日 10時

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