霞柱の許嫁が蝶屋敷の食事係の私だった件。【時透無一郎】

肆ノ話 ページ5

あれから1時間が経ち、もう日が暮れる頃となっていた。


…そろそろ、蝶屋敷のお食事準備の時間ね







天｢霞柱様ー！


私、1度蝶屋敷に戻りますね！


お食事の準備が終わったら戻ってきますから〜！｣



めいっぱい大きな声でそう叫んだ。




ちょっと近所迷惑だったかな？


まあこれで霞柱様にも聞こえたでしょう。









天｢ただいま戻りました〜！｣


するとそこには音柱の宇髄さんが。



宇｢よォよォ！美月か！
お前時透の許嫁だったんだって？

あいつ掴みどころないやつだから扱いには気をつけろよ〜｣





天｢そうですよね…ありがとうございます！｣




やはりどこか抜けてる？のかな？


掴みどころがないように私も感じていた。









カ｢美月…？｣


名前を呼ばれて振り向くとカナヲ姉さんがいた。




天｢…姉さん！

ごめんなさい、

私今日から霞柱様のところで生活しないといけないの。

許嫁としてお父さんとお母さんが決めたんですって…｣



カナヲ姉さんは少し寂しそうに、


だけど両親に対する少しの怒りを混じらせた

表情で言った。


カ｢そう…嫌になったらすぐ帰ってきてね｣ﾆｺ




天｢姉さん…



大丈夫大丈夫！

そんな顔しないで！


徒歩3分だから…ね？｣




私はささっと全員分の夕食を作ると

カナヲ姉さんに


挨拶してから霞柱邸へと帰った。

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