独占欲と苛立ち ページ19
「ともに下心で近づいてんのバレてんねん。指一本触れてみろ…俺がその指全部へし折ってやるからな」
バチバチと大ちゃんと佐藤君が睨み合ってて
教室内は完全に凍りついてる
そこへ流星が
流「大毅、落ち着けや。空気最悪やで？」
「触んなよ…落ち着けるわけないやろ。ってか、喧嘩売ってきたのあっちやし。空気悪いなんて知ったこっちゃないわ」
流「佐藤も仲良くなりたかっただけやろ？席隣やし」
「せやから席替えしたくなかったんや…ともは俺以外と話したらあかん」
［その束縛も、ともくんを苦しめてるってわからん？］
「うっせぇんだよっ、ともは苦しまへんし、とものこと分かったように言うなっ！俺が1番わかってんねん！」
流「まぁまぁ！…とりあえず佐藤、一旦黙ろうな。大毅、頭冷やしてこいや」
「言われんでもそうするわ。とも、行くで」
『う、うん』
流「俺が先生に話しておくから」
『ごめんな、流星。』
流「ええよ」
「ともっ」
…
流星と少し話しただけでも
気に食わなかったのか
グイッと手首を思い切り引っ張られ
授業のチャイムが鳴る中、廊下を歩き、外階段の踊り場まで来て止まった
大ちゃんはやっと僕の方に向き直るとぎゅっと抱きしめて
苦しいくらい抱きしめる手に力を込めた
『んっ、くるしぃっ』
「…」
『大ちゃんっ』
「っ、」
『んぅっ、っ』
イライラした様子の大ちゃんは噛み付くように僕にキスをした
『っ、んっ、、ぁっ、んぅっ』
苦しくて顔を晒して息を吸うと
舌をねじ込んできて
深いキスに力が抜けていく
「ん」
『〜んっ、んぁ…っ、、はぁんっ』
「とも…めっちゃイライラする…ムカつく。アイツともう喋んなよ」
『ごめん、大ちゃん』
「ともは…ずっと俺のやねん。」
あんなに怒ってる大ちゃんは久しぶりすぎる
小学校の低学年の時と…あと、流星と初めて話した時となんか似てる
大ちゃんは変化をめちゃくちゃ嫌う人やから
僕に新しい友達ができるのがすごく許せへんみたいで
小学生の頃はそんな僕たちに諦めずに近づいてくれた流星とだけ、仲良くなって
あとはみんな、ただのクラスメイトって感じやった。
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美羽(プロフ) - パスワードがお知りたいです (2022年9月7日 16時) (
レス) id: 1be4c3356d (このIDを非表示/違反報告)
まいみん(プロフ) - 初めまして。いつも拝読させていただいています。続きがとても気になるのでパスワードを教えていただきたいです。 (2022年9月7日 14時) (レス) id: 6198bdee62 (このIDを非表示/違反報告)
三月(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ~ (2022年8月31日 13時) (レス) id: 439e180867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AB
| 作成日時：2022年8月30日 18時
