好きとは…（桃）

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流「ほなまた来るわ〜、お邪魔しましたー」


流星が帰って行った

Aは流星のこと気に入ったみたいで

神ちゃんの時より懐いてたような感じ


俺としては不満



俺でも打ち解けるまでかなり時間かかったというのに
流星とはすぐに仲良くなって



ムシャクシャするからとりあえず
Aを抱きしめる



Aは俺の顔を窺いながらも
手を回してきた



こういう変なところ察するから

もっと好きになってしまうんや





望「流星どうやった？」



『いい人』


望「あっそ…」


『…』


望「好きになった？」


『流星さん？』


望「ん」

『(フリフリ)』


望「そっか…」

『…』



望「俺と流星やったら…」


『…望さん』

望「え」

『望さん…の方が…安心…する』


望「そっか……そっか」

『…なんで…』


望「ん？」


『比べようとするの？』


望「…そりゃ…流星とすぐ仲良くなったし…流星イケメンやし…なんか、波長が合ってるみたいやったし…」


『関係ない…』


望「…」


『望さんしか……見てない』



望「それって…」

ぎゅっ

思わず抱きしめる腕に力が入る



望「好き…(チュッ)」

『…』

一瞬だけ俺に微笑んでくれたような気がした

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