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『んっ、ぁ』
「んっ、、」
唇から首筋、鎖骨、胸へと
ゆっくり下に降りてって
ゆっくりと体が溶かされていく
『ぁ、ぁっ』
もう2度とこの人と体を交えることは無いと
思うとなんだか少し切なくて
柄にもなく
自分から甘えるようにしがみついて
与えられる快感に体を震わせ
涙を流した
『んんぁっ、、っ、、ぁんっ』
「神ちゃんっ…」
『んっ、ぁっ、、はま、ちゃっ、、〜っ、!』
何度も何度もキスをして
お互いを求めあって
『ひぁっ、、あっ、も、、イっちゃ、、っ!』
「ん、、俺も…でる」
『んぐっ、、んん〜っ!』
「んっ!…ぁ、、っ」
同時に果てて
息を整える
また見つめ合って
吸い寄せられるようにキスをして
もう一回戦が始まる
昼過ぎくらいから始まった行為が
行為が終わる頃にはすっかり外は暗くなっていて
行為が終わってもしばらく抱き合って
俺がそろそろ帰らないとって動き出すと
後を追うように伸びてくる腕
「もう少しでええねん…もう少し時間ちょうだい」
そんな寂しそうな顔せんでよ
俺やって寂しいよ
さっき泣いたからもう泣かへんように我慢してんねん
『ん、わかった』
「…俺、…神ちゃんのこと…好き」
『…っ』
「ちゃんと…伝えておきたかってん」
『ずるい……はまちゃん。ずるいよ』
「ごめんな?…ずっと言えへんかったけど…やっと言えた」
『おれも……好きやった、、ずっと』
「なんや、、両想いやったんやん……もっと早よ素直になればよかった…」
『ホンマやな…お互いに』
「…第二ボタン…大事にして…なんて言わんけど…俺のこと……たまにでいいから思い出してや」
『もちろん、、ちゃんと大事にするよ……こっち帰ってくる時は連絡してや』
「……ん、わかった」
離れ難いけど
ようやく離れた体
はまちゃんが家まで送ってくれて
「ほな、元気で」
『うん。はまちゃんも』
「バイバイ」
『バイバイ』
この言葉を最後に
俺たちは2度と会うことはなかった
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AB(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民さん» ありがとうございます!励みになります (2022年2月7日 6時) (レス) id: 34544f3789 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民(プロフ) - 初コメです!すっごい素敵な作品でした!AB様の作品全て見させてもらってます、これからも頑張ってください! (2022年2月6日 21時) (レス) id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AB | 作成日時:2022年1月29日 18時