キスの味（紫・桃×緑） (ページ11)

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はまちゃんに家まで送ってもらった

家でシャワーを浴びてると
体のあちこちに

小さな赤い痕があって

『ん？』

こんなところ…虫にでも刺された？
なんて一瞬思ったけど

すぐに原因がはまちゃんって分かると
ブワッと顔が熱くなった

初めてのセックスが男相手とか…
俺大丈夫か…？

自分が自分じゃないみたいな
あんな甘い声…俺出せたんやな…

恥ずかしい気持ちと
変に冷静に振り返ってる自分がいた

セックス…してしまったけど

別にはまちゃんとは付き合ってるってわけ…ちゃうよな？

やって

はまちゃん女子も取っ替え引っ替えやったし

たぶん、はまちゃんは俺と恋人とかになりたいとかやなくて

ただ触れ合っていたい人の1人にすぎひんから

って思うと胸がちょっと痛かったけど
はまちゃんはそういう人や

俺もそんなはまちゃんに合わせな…

自分の気持ちに気づき始めたけど
それに蓋をした

自分からは求めない
傷つくのが目に見えて分かる

勘違いの重い男って思われたくない
詮索も一切しない

と心に決めた

それからは気持ちが変に軽くて

はまちゃんに求められればキスもするし
足も開いた

はまちゃんの癖が俺に乗り移るみたいに
俺はあの飴を常備するようになっていた

「神ちゃん…なんか雰囲気変わったよな」

『え？…そう？』

「おん。かなり大人っぽくなったと言うか…色気出てきた感じする」

行為後のまったりした時間…

お互いまだ裸でベッドにいる時に
はまちゃんは急にそんなことを言った

『褒められてる？』

「おん、褒めてる褒めてる！」

『そっか、ありがとう笑』

「…告白とか、、されてるの見てん」

『ぁー、この前言われたかも…え、見てたん？』

「たまたま通りかかって…」

『そうか〜、ま、断ってんけどな』

「なんで？」

『んー、今は恋人ええかなって』

「…なんか、、神ちゃん、魔性っぽさ増したよな？」

『え？笑』

「何考えてるか、掴めへんと言うか…ミステリアス感があるのに…気になるって言うか…引き寄せる何かあるよな」

それ、
中学生になったはまちゃんに抱いた第一印象とすごい似てる気がする

『…ありがとう、褒め言葉として受け取っておくわ』

はまちゃんもなかなか中学生とは思えへん色気を身にまとってるけどな

なんて思いながらも
確実にはまちゃんのせいで
俺の下半身はゆるゆるになってきてる

どう責任取ってくれんねん…はまちゃん