不動のモテ男は女嫌いでした（青） (ページ10)

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遭遇ページ10

流星side

真白ちゃんが小瀧という奴と店を出て行った

紫「あれはアフターっていう奴やな…いいなぁ」

得意げに笑って出て行った小瀧という男に無性に腹が立った

アフター行く前に俺らのところに戻ってきてくれたけど

去っていく後ろ姿は凄く悲しそうやった

で

俺は決心した

青「すみません、俺VIPになります」

…

今日は仕事が定時に終わったから

早速ジャスミンに行こうかなと思ってた

でもその前にコンビニ寄って行こう

そう思ってコンビニに行くと

そこには真白ちゃん

あれ

なんで？

お店は？

思わず声をかけた

『あ、…流星さん』

青「あれ、仕事は？」

『今日、休みにしてもらったんです』

青「そうやったんや…家ここら辺なん？」

『まぁ、流星さんはお仕事帰りですか？』

青「おん、今からお店行こう思ってた…俺VIPなったから」

『淳太さんから聞きました、ありがとうこざいます』

青「良かったわ、休みやのに店に行ってもしょうがないから」

『流星さんはお金持ちだったんですね』

青「いや、…んー、まぁ、親がな？」

『これからよろしくお願いしますね…それでは』

そう言って俺から離れていくから

もう少し一緒にいたくて

パシッと腕を掴んだ

『え？』

青「あ、ごめん…その…食事でもどうですか？」

『食事？』

青「おん…もっと真白ちゃんのこと知りたいねん」

…

来たのは真白ちゃんの家

普通は客とホステスの関係ならこんなことアカンはずなんやけど

『ちょうどご飯にするとこだったんです…でも、1人だとテキトーになるので、流星さんがいてくれて良かったです』

そう言ってご飯を手際よく作って出してくれた

女の子らしい部屋というより

白と木の感じでシンプルな部屋やった

香水とかいろんな香りがする訳やなくて

さわやかな

匂いのする部屋

No. 1と言う割には結構狭い部屋に住んでるんやな

『ごめんなさい、狭いですよね？』

青「あ、いや…」

『私、母子家庭で育って…貧しかったのでこのくらいがちょうどいいんです』

ご飯を一緒に食べながら

真白ちゃんの話を聞いた

今日の真白ちゃんは結構自分のことを話してくれて

いつもの聞き上手が今日は話し上手って感じ

青「源氏名が真白なんやろ？本名は？」

『…流星さんにだけ教えますね？Aって言います』

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