ちびっこ2 (ページ2)

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モテモテなんですページ2

とも君ものんちゃんもモテるらしい…

照史せんせーが言ってた

いつもとも君やのんちゃんたちと一緒に遊んでたから気づかなかった

「Aちゃんあそぼー」

同じクラスの女の子に誘われておままごとしてると

とも君たちは『おはなしかるた』に夢中で
照史せんせーが読んだ札を一生懸命取ってる

「私ねー、大きくなったら望くんのお嫁さんになりたいのっ」

『えっ』

「秘密やで？Aちゃんは誰のお嫁さんになりたいの？」

『わ、私は…とも君』

「とも君カッコいいもんね」

次々と同じクラスの女の子たちが

私は流星くん
私は大毅くんがいい
私は望くん好きだなぁ

って

次から次へと
名前が上がる

でも1番よく聞くのは
「「「「とも君いいよね」」」」

だった

『だめっ…とも君は…私のっ』

「でも、大きくなったら変わるかも知れないやん」

たしかに…

「Aちゃんばっかり独り占めはあかんよ」

「みんなのとも君なんやから」

『…』

神「Aちゃん！お外いこぉ」

『…うん』

流「？…どうしたん？元気ないで？」

望「え、お腹痛い？」

『ううんっ…なんでもないっ』

帽子をかぶって外遊び用の靴に履き替えてると

「ともくんっ！」

神「なに？…(チュッ)っ？！」

「えへへっ、チューしちゃった！」

ほっぺを掴んで女の子がとも君にチューしてた

『っ！だめぇ！』

なんかわからんけど

思わずその女の子をドンッて突き飛ばしてしまった

「いたっ、…Aちゃん痛い！」

『あ、…ごめんっ』

「もう！知らない！」

あ。怒らせてしもた

神「Aちゃんどうしてん？」

『だ、だって…とも君、チューされてたからっ』

神「いきなりでびっくりしたわ」

『とも君…王子様はお姫様以外ともチューしちゃうん？』

神「えっ？」

『とも君のお姫様にAはなれへんの？』

涙がたまって

なんかとも君がぼやける

神「ちょ。泣かんでや」

望「どうしたん？…あ！！とも君がAちゃん泣かせた！」

神「ちがっ、せんせー違う！！」

『ふえぇんっ泣』

流「ともっ！Aを泣かせんなっ」

神「違うって！」

淳「どうしたー？」

『せんせぇ～っ泣』

神「俺なんもしてへんっ」

淳「Aちゃん、落ち着いてからでええから、何があったか話してな？」

『うっ、、んっ』

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