伏黒甚爾は恩人でした

【番外編】 ページ39

ここから番外編、甚爾生存ver.です！皆さんお待たせしました！






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「どっからでもかかってこい」





甚爾1人に対し、1年3人で稽古を行うが全くもって勝負が決まらずにいる





恵や野薔薇が術式で体を止め、虎杖が殴ろうとするも当たることはなく体力が消耗するだけだった






「お前手加減しろよ」





「パパって呼んだらしてやるよ」





「伏黒！そんくらい呼びなさい！」





「呼ぶか、こんなクソ親父」





絶対にパパとは呼びたくない反抗期中の恵とそんな我が子が可愛くて仕方がない甚爾





『だいぶ手加減してると思うけどな』





「1割にも見てないんじゃない？」





プチ親子喧嘩が行われている少し離れた場所ではAや五条悟らが傍観中で甚爾の手の抜き具合を図っていた





「ゆーじー、のばらー、恵を盾にして進んでごらん？」






「何言ってんすか」





息子溺愛甚爾は恵を殴ることは滅多になく、盾にすればいいと馬鹿げたことを言い出す五条だったが2人は素直に聞き入れた





「俺だって勝ち負けあんだったらバカ息子でも殴る」





ｺﾞﾝｯ





見事にヒットしたゴリラの拳で恵は鼻からケチャップが





「おい💢💢」





両鼻から出てくるケチャップをポケットに入っていたタオルで止めてあげると恵は申し訳なさそうに頭を下げる





「すみません」





『赤ちゃんの頃からお世話してるしこんなのどうってことないよ』





「恥ずかしいんでその話はやめてください」





「俺も世話してやっただろ？」





馴れ馴れしく(仮にも親子)肩を組む甚爾に恵はパシッとはらった







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