伏黒甚爾は恩人でした

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七海





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間違ってた。この任務に私たちが行くべきでは無い




だがもう引き返すことは出来ない。灰原は重症で生きて帰れるかどうか、自分もかなり危なかった




応援が欲しい。せめて夏油さんでも来てくれれば…






ﾊﾟｼｯ






「え、、、、？」






自分に当たりそうだった相手の打撃をどこからともなく現れた女性によって止めてくれた






『私が相手しとくからもう帰りな。その黒髪の子、かなり危ないでしょ。早く戻らないと死んじゃうよ』







「あなたは…？」






『名前なんてどうでもいい。さっさと高専戻りな。私が祓っといてあげるから』






私に背中を向けそう言う彼女に礼をし灰原を担いで補助監督の元へと急いだ






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「助けてもらいました」





「誰に？」





灰原を家入さんに預け夏油さん、五条さんから事情聴取を受けている






「後ろ姿だけで顔は見えませんでした。女性だったことしか分かりません。術式も見てなかったので





あ、でも_______________








赤い目の色だった気がします










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必要な情報かは不明だが念の為言ってみると2人は目を見開く






「知人ですか」






「見た事はある奴」






五条さんと夏油さんは顔を見合わせ困った表情だった








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