宿儺でも敵わないただの奇人

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Aは山の中に来ており神社の屋根でそこの土地神とさっきの出来事を喋っていた




「手は出さなかったのだろ？」




『当たり前、相手は悠仁だし宿儺に代わったとしても生徒を巻き込む。私そんなにアホやない』




「成長だな。前はすぐ私の方に来て手を出してたんだから」




彼女とAは古くからの友人で上層部からの嫌がらせなど溜まりに溜まったときに発散していた



だからAの性格もしっかり理解している




大「何冊か揃えてたんだろ？なんで先に渡さないんだよ」



実のところ、Aは既に3冊ほど買っており渡すことはできたし喧嘩のときに1冊もないとウソをつかなくても良かったのだが彼女は持ってないと言ったのだ




それに対しみたらし、大福は疑問に思っていた




『せっかくだったら沢山ある状態であげたいもん』




Aの考えは優しくもありサプライズしたいという気持ちも十分に分かるのだが、時に悪い方向にもいってしまう考えだった




「すぐに仲直りできるさ」




宿儺と喧嘩しあからさまに落ち込むAを慰める



Aにとって遠慮なしに言うことができるのは宿儺にしかいなかった



やはり何年も生きているとAから見ると最強とはいえ五条もまだ子供で彼の考えなどだいたい読み取ることが出来る



大福たちも関係性はあるが2匹が喧嘩をふっかけることができなかった




『悠仁にも申し訳ないかなんか買って帰らないとダメだな』




「うん。行ってらっしゃい」




彼女と話して落ち着いたAは神社を後にし2匹を連れて都内にいった





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