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みんなも各自の部屋へ行きベットに入ろうとしたが1人は違った
宿「小僧、お前寝る気か?」
悠「当たり前だろ」
宿「お前の服に紙切れが入ってる、それを見ろ」
悠仁は言われた通りにパーカーのポケットに手を突っ込むとカシャと音が鳴った
【自動販売機の場所まで一人で来て】
Aが書いたのだろう、見慣れない字だ
悠「行った方がいいんだよな?」
宿「当たり前だ」
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悠仁が自動販売機へ行くとそこにはもう彼女が立っていた
『よ!ごめんね、呼び出ししちゃって。あんな所じゃ喋りにくいからさ。もう1回宿儺と変わって』
悠「了解っす」
本日2度目の登場となった宿儺
宿「なんだ、わざわざ呼び出して」
『会いたかった』
宿儺に変わった瞬間Aは彼に抱きついた
彼も多少驚きはしたものの彼女に手を回す
『ずっとッ、ずっと1人だった。宿儺もいなくなって家族も亡くなっていつの時代も仲良くなったと思えばみんな消えていく
何年経っても宿儺は現れてくれなくて寂しかった』
涙声で喋り続けるAの頭を優しく撫でた
宿「すまかった。1人にさせて本当にすまなかった」
『遅すぎるよ、いつまで待たせんのさ』
宿「俺も早くAに会いたかった」
彼の声は優しい
落ち着いたのかAは宿儺と向き合う
宿「まだその首飾りをつけてくれてるのか」
『うん!外に出るときはいっつもつけてるよ!』
自分より何歳か下のAを宿儺は可愛がっている
宿「そうか、それは嬉しいことだな」
『あ!宿儺!これ!私もあげようと思ったんだけどちょうどその日に封印されちゃってずっと持ってたの。あなたに会えた日、必ず渡そうと』
綺麗な石がいくつもついた腕飾りを宿儺に渡した
宿「綺麗だな」
『悠仁の体だしつけるかは悠仁が決めて。そんなんで悲しんだりしないから』
宿「わかった」
『じゃあもう寝るね。また宿儺として会おう。もど…宿「まて」
彼はAの腕を引っ張りもう一度抱きしめた
それは愛しい人と触れ合いたいようにも見える
彼女はニッコリ微笑み悠仁に合図を送った
『ありがとう。おやすみ』
悠「おやすみなさい!」
2人はこの場を後にした
この一部始終をある男は見ていた
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ハツカイ - 岐阜って中部じゃ… (2021年9月30日 14時) (レス) @page17 id: afa1133b59 (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 甚爾も生存として五条や夢主他の生徒ともっと絡ませてほしい恵との親子の絡み+夢主とか (2021年8月9日 16時) (レス) id: 020ea1b549 (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 凄く面白いです更新頑張って下さい出来れば甚爾生存+高専の講師として出して欲しいです (2021年6月12日 3時) (レス) id: 020ea1b549 (このIDを非表示/違反報告)
ららぽーと - 更新頑張ってください!応援しています!最高です! (2021年6月2日 7時) (レス) id: 7c59cb8e3b (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - めっちゃ面白いです!!!続き楽しみに待ってます! (2021年5月23日 2時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃 | 作成日時:2021年5月11日 0時