多忙な人 ページ22
HS
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JK「つかれたー!」
YG「今日は詰め込んだな」
いつものレッスンがやっと終わり床に寝転がる
硬いけど冷たくてなかなか気持ちいい
みんなが疲れ果てたというのにAはせかせかと荷物を片付けて帰ろうとする
RM「もう帰るの?」
帰る場所は同じだから車も同じなのになぜか早い
『JYP行ってYG行くから、じゃ』
リュックを背負い速攻帰ってしまったA
HS「ねぇ、ソンドゥクヒョン、Aはデビューとかに興味ないの?」
今思えば彼女のことをあまり知らない。あれほどの実力なのにAはデビューをしないのはおかしい
JM「それ僕も思った」
SD「あいつも練習生だったよ。ソウルのダンスコンクールで1位なってるし事務所から声掛けられまくってたらしい」
HS「何年のコンクール?」
SD「2011年」
その年のコンクールは俺も参加した。早いこと脱落して決勝戦を見に行ったが断トツで優勝した子がAだった記憶がある
Aを見たことがあるあの既視感はあれだったのか?
SD「YGの練習生しながらSM掛け持ちで、SM辞めてからJYP掛け持ちだったと思う。その他の事務所も転々としてたんじゃないかな。デビューに最も近い練習生で有名だった」
掛け持ちってバレたらめんどくさいことなるだろ
それを普通にこなすあいつはやはりぶっ飛んでる
JN「じゃあなんでデビューしなかったの?」
SD「あぁ、それはな、、」
空気が変わり、Aの体に何かあったとかそういう系なのかな
みんなは息を飲みヒョンを向いた
SD「芸能人なったらプライバシーもへったくりもないわ!辞めてやる!ってJYPの社長に辞表叩きつけたんだってwww」
「「「「え…?」」」
SD「辞表だぞ、辞表。ただの練習生にそんなもんないだろwwww」
お腹を抱えながら笑い出すヒョンに俺たちは普通に引いた。この人もかなりやばいんじゃねぇか?
SD「ほんで、辞めてもいいからレッスンの指導者になってくれって三大事務所から言われたから今もしてるってわけ」
とにかくAはどこまでもぶっ飛んでたってことだ
あの三大事務所を蹴って自分のプライバシーを優先するのだから
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作者名:桃 | 作成日時:2021年8月29日 23時