さしす組の後輩は特級呪術師

冷たい ページ25

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灰「おかえり！どうしたの？怪我してるけど」





『大丈夫』




七「大丈夫そうには見えませんが、やはり何かあったのか？」




『なんでもない』




先日は会った時と比べ明らかに冷たく返す千葉に2人とも戸惑った





灰「あれ？キーホルダーは？」




何気なしに灰原は千葉に聞いた




『捨てた、いらないと判断したから』





灰/七「「え、、、？」」





『私に友情なんていらない』





灰「なんで急にそんなこと言うんだよ！？1人だったら寂しいじゃん！」





廊下までその声は聞こえ2年生が慌てて教室に入ってきた




『私には仲間とか守りたいものとかそんなものいらない』





七「家で何があったんですか？」





『なにもないよ、ただ冷静に考えたら同級生も先輩も呪霊を祓うためには必要ないでしょ？』





人の心がないようなことを言い出し2年も1年も顔を顰めた





家「じゃあこの半年Aは必要ないと思いながら生活してたのか？」





『うん、そう』





夏「そういう感じには見えなかったよ？表情には出てなかったけど入学時と比べてAは確実に楽しそうだった」





『みんなが心配するかなって思ったからわざとしてたんだよ』





今まで接してきた千葉とは別人だった





五「お前さぁ、嘘つくの下手だよな」




ポケットに手を突っ込み壁にもたれながらずっと黙り込んでいた五常が喋った





『嘘じゃない』





五「嘘ついてる、俺には分かる。色んな人と会って本当に慕ってる人と家のことしか考えてない人を見てきた。今のお前は嘘ついてる」





『なんの自慢ですか？』





五「自慢じゃない、事実を言っただけだ」




図星をつかれたのか千葉な黙り込んでしまった







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