いつもの日常で世界征服を...。

No.4 ページ5

ーノア目線ー



「あー今日はいい天気だなぁ」


空が青くてポカポカしているから
今日は気持ちがいい


折角だし今日は城下町にでも行ってみようかなぁ


フンフンと鼻歌を歌いながらスキップで
廊下を歩く



すると前から見慣れた姿が見えてきた


「おーノア、ちょうどいい所にいた！
王女様が東の方で同盟国が小競り合いをしてて
援軍要請をしてきたらしいから行ってきてだって｣


万遍の笑みでユズが言ってきた



は？！ヤダよ！？今日は城下町に行こうと
思ってたんだから！



そう言おうと思った時



「えっ！！ノア様任務に行かれるの？」

「そうみたいよ！今日も戦で活躍されるのね！」


廊下を通りかかったメイドたちか騒いでいた


しまった！さっきは誰もいなかったから
油断してた！



ここで断ったら……



『えぇ……あの人今サラ様の命令を断ったの？
サイテー』

『本当はあんな人なんだぁー』


…………

それだけは絶対にダメだ！


「分かった特攻部隊を連れて行くが構わないか？」



いつもの様に外用フェイスに切り替えて
ユズを睨みつける



「それはもう許可を取ってるから、
早く行っておいでー｣


くそっ！コイツ謀ったな！


「すぐに終わらせると伝えてくれ」


絶対に許さない！
そう目で訴えかけると
耳元で


「いつもの仕返しだ、いい気味だぜw」


と言ってきた



はぁーっ！！ムカつくーー！

こうなったらすぐに終わらせてやる！



ユズとメイド達がいなくなった後
ドスの効いた声で部下を呼ぶ


「ユイ……」


すると何処からともなく黒髪の少女が現れる


「はい、ここに｣


膝をつきながら命令を待つユイに
司令を出す



「今からすぐに戦に行く、特攻部隊に
至急集合命令を、絶対にユズを驚かす！いい！？｣


拳を握っておぉー！と言っていると
ユイが顔を上げてポカンとしている


どうしたんだろ？


「戦に行くというと駄々をこねるノア様が
自ら戦に？」

うん？

だって！このままだったら
ユズに負けた感じするし……


「いつも任務の前に脱走してるノア様が？」


うん？？



「いつも戦場に行かないとスイッチの入らない
ノア様が？」


うん？？？


「いやさすがに失礼でしょ！これでも一応、君の
上司だよ？！もう！いいから早く行くよ！」


そうして特攻部隊の招集に向かった

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