保健室の住人【今日から俺は】 (ページ17)

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保健室から窓の外を眺めていた。

窓の外には神輿を担いでいる2年5組の生徒がいた。

その神輿には椋木先生が立っている。

｢ねえ浅沼～あれって神輿？笑｣

浅沼｢先生をつけろ先生を、
あれ、椋木先生だな
なにやってんだ？｣

｢敬うってなんだっけ｣←

浅沼｢完全に椋木先生調子乗ってるな｣

｢浅沼もそう思うよね｣

浅沼｢だから先生をつけろ！｣

微笑ましそうに浅沼とAは神輿を担ぐ生徒を見ている。

『こらああああああ！』

何処からともなく怒鳴り声が聞こえてくる。

『校内で神輿なんて聞いた事ねえぞ！』

｢ねえ浅沼、あれ誰？｣

浅沼｢もう何もツッコまねえ
あーアイツは今日から生徒指導の実習生として赴任した｣

｢えーあれもろヤクザでしょ？｣

浅沼｢前職ヤクザだってさ
なんか組が潰れたとか｣

｢雑魚ってこと？笑｣

浅沼｢お前も程々にな｣

怒鳴ってきたヤクザに神輿を下ろす生徒達。

坂本｢彼らは良かれと思って椋木先生を…｣

三橋｢なんなんだてめえこちとら椋木先生にやれって言われてやってんだよ｣

椋木先生は神輿から降りて三橋の隣に立つ。

椋木｢うん、やれとは言ってない｣

三橋｢言ってたよ神輿に乗りたいって
もう顔が言ってた｣

椋木｢神輿に乗りたいってどんな顔だよそれ｣

椋木先生が言葉を発したときヤクザが椋木先生に殴りかかった。

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