ウロボロス～創造と破壊～ (ページ12)

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～密～ページ12

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っ！？猿渡……

彼処に居ないと思ったらこんなところに……

猿渡は近くの川で水死体になって発見された。

刑事｢これはこれはご苦労さま残念ながら四谷北署(うち)の管轄でしたなぁ。｣

刑事｢ふん！｣

ﾁｯ……それにしてもなんで猿渡が。

｢ねー！猿渡の死因ってなんだったのー？｣

刑事｢ああ、後頭部に銃創と火傷があった……

至近距離から１発だろうな。

また売人同士のいざこざだな｣

龍崎｢死亡推定時刻は？｣

刑事｢昨夜１時から３時の間だ。｣

それって！？

イクオくんが電話した直後だよね……

四谷北署の刑事は『君たちほど暇じゃない』と言って捜査に戻っていった。

皐月｢なんなんですか！石森のあの態度！？信じられません！！｣

美月｢そうよ！人が死んだっていうのに嬉しそうに！！｣

案の定日比野姉妹は怒っている。

２組の二匹の龍(ウロボロス)がすれ違い、メモを交わす。

皐月｢柳楽さん聞いてます？｣

美月｢ちょっと！龍崎さん聞いてるんですか？？｣

｢聞いてるよー！｣

龍崎｢う、うん！何ナニ？｣

日比野姉妹｢｢そんな事だから舐められるんですよ！ったく……！｣｣

ﾋﾟﾗｯ

っ！？

僕はイクオくんと目を見合わせてどちらともなく頷いた。

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