第肆拾参話 脅しと作戦 ページ7
貴「俺はまだあの力を制御出来る自信がない。それなのに、こんな事をして何の得がある」
ピクシス「……」
そう、制御も出来ないのに穴の空いた所を塞ぐなど。失敗したらどれだけの人が犠牲になるか…
貴「人間は身勝手だ。自分より強き者を崇め、また強過ぎる者を虐げる。弱者もまた同じ」
ピクシス「……」
貴「そんな奴らの為に働けと?はっ、ゴメンだね。俺はミカサやアルミンさえ居てくれれば後はどうでもいい」
ピクシス「……」
これは本心だ。あの二人以外信じないと決めた。例え、同期でも、ね。
それに、どうしたって信じてくれる人は二人以外いなくなってしまったのだから。
…元から期待してないけど
ピクシス「…じゃぁ、その二人を君の目の前で殺/すと言ったら…どうする?」
貴「……((睨み&殺気」
ピクシス「……っ‼︎」
貴「んなことをする前に、あんたを殺/す」
ピクシス「……((冷汗」
だが、この人ならやりかねない。
貴「…はぁ、分かった。やってやるよ」
ピクシス「…((ホッ」
貴「だが…」
ピクシス「?」
貴「これっきりだ。俺の目的…それはミカサ、アルミンを守り巨人共を狩り尽くすことだ」
それさえ出来れば、もう、なんだっていい。
ピクシス「…ふっ、今はそれだけで構わんよ。では、頼むぞ」
貴「……あぁ」
それが二人のためであり、自分の為ならば…
ピクシス「では…ちゅうもーーーーーく‼︎」
こうして、ピクシス司令?さんの演説が始まり領土奪還作戦という名目での作戦が始まった。
貴「……」
俺は大きい岩の近くに退避していた。
「……((ヒソヒソ」
彼方此方から聞こえてくるヒソヒソ声。気にしない。
もう、慣れたから。俺は合図を待ち
ガブッ
カッ…ドーーン
巨人化したが
貴(…ぐっ、意識がっ)
大きな闇が俺の意識を呑み込んだ。
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作者名:天空の姫君 | 作成日時:2014年12月30日 10時