どうやら、成り代わってしまったようだ。これから先どうなることやら…【進撃の巨人】 (ページ31)

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陸拾壱話閉じてしまった心ページ31

～ハンジside 続き～

貴「…はぁ、そ、それはわからない」

ハンジ「えっ！？」

私、何も言ってないはず。

貴「この部屋でみんなとお茶してて、そのスプーンが落ちてしまって拾ったら、手だけが大きくなった。何故、そうなったか俺にもわからない」

ハンジ「…そっか」

分からないのなら、仕方ないよね。

オルオ「けっ、本当にそう思うのかよ」

ペトラ「！オルオっ」

オルオ「わざとじゃねぇのかよ」

貴「……」

ペトラ「いい加減にしなさい！！」

貴「……はぁ、馬鹿みたい」

ハンジ「！」

小声でそう言うと、部屋を出て行こうとする。

ペトラ「ち、ちょっと！どこに行くの！？」

貴「地下室にもどる。用がない限り出てこないから安心しなよ」

ハンジ「……っ」

さっきまで光があった目が完全になくなってしまった。

開きかけていたものが閉じてしまったようだった。

バタン__

ハンジ「……」

ペトラ「オルオ…あんたねぇ。あの子の何が気に入らないのよ！」

オルオ「ケッ。全部だよ！技術にしても体質にしても態度にしてもなぁ！！」

ハンジ「……っ」

オルオ「だってみんなそうだろ！？なんで俺達があわせなきゃいけないんだよ！！」

気持ちはわかる。でもっ

リヴァイ「おい、どこに行く」

ハンジ「エレンのところ」

リヴァイ「おいっ」

バタン__

今、あの子の傍にいなきゃきっと壊れてしまうっ！！

ん？あれは…

ハンジ「ミカサ！アルミン！！」

アルミン「ん？あ、ハンジ分隊長」

ミカサ「どうかしたんですか？」

ハンジ「二人共、エレンを見なかった！？」

アルミン「え、エレンは地下室だって聞きましたが」

そ、それはそうなんだけどさσ^_^;

ハンジ「アルミン、此処に来る前に地下室に行ってみたんだけど、エレンがいないんだ」

アルミン「え！？」

ミカサ「！？」

一体どこに行っちゃったんだろう？用がない限り出てこないって言ったのに…。

ミカサ「多分、あそこだと思う。ハンジさんも行きますか？」

ハンジ「う、うん！！」

ミカサとアルミンと共にエレン。迎えに行くとこになった。

リヴァイ「……」

リヴァイが私達の後をつけてるとは知らずに…