第弐拾弐話 ミニゲーム、開始 ページ30
ジャン「一人足りないんだろ？なら、この俺様が入ってやるよ」
貴「……」
気に入らない。何様のつもりだよ。
言い方がなっていない。これが人にものを頼む態度か？
ジャン「おい、なんか言ったらどうだよ。人数足りないんだろ？」
貴「……はぁ」
ジャン「んだよ…、言いたいことがあるんなら言いやがれ‼︎」
貴「……それが人にものを頼む態度か((ギロッ」
ジャン「！」
気に入らない、気に入らない気に入らない気に入らないっ…！
こんな奴、潰してしまいたい。再起不能になるまでめちゃくちゃにしたい…っ
ミカサ「…エレン、ダメ」
貴「！…ふぅ、すまない。ありがとう、ミカサ」
ミカサ「ん」
危ないところだった。もう少しで問題を起こしてしまうところだった。
うん。反省、反省っと
貴「ジャン」
ジャン「ビクッ))…な、なんだよ」
貴「入るなら好きにしろ。だがな、その態度を改めた方がいい」
ジャン「はぁ？」
貴「そのうち、友達がいなくなるぞ」
ジャン「なっ、余計なお世話だ！」
というか、友情なんて偽りに過ぎない。友情なんて信じない。
あの時だって、信じていたのに…
結局は、裏切らたんだから。
信じたって、裏切られるのがおちだから…
貴「まぁ、今日だけよろしくとしておくよ」
ジャン「……おう」
ミカサに“仲直りの握手をして”と言われたので仕方なく握手を交わし、自分達の番まで待つ。
そういえば、握手を交わした時、ジャンの奴顔赤かったけど、熱でもあるのか？←いや違うっしょ⁉︎
教官「次！」
貴「お、出番か。…行くぞ」
ジャン「おう」
アルミン「うん」
ミカサ「えぇ」
教官「……始め！」
バシュ、バシュ
教官の合図により、一斉に立体起動を動かしミニゲームが始まった。
…さぁ、ジャンよ。貴様の実力どれほどのものか見せてもらうぞ。
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作者名：天空の姫君 | 作成日時：2014年10月15日 8時
