第拾捌話 天使と呼ばれる者と大食い少女 ページ26
サシャ「はぁ…っ、はぁ…はぁ…、も、もう、無理です〜」
貴「おい」
サシャ「！は、はいっ！すみません、今続きを」
貴「いや、待て。俺は教官じゃない」
サシャ「はい？」
俺はそんなに教官に似てたのか？
貴「ん」
俺はサシャにパンを渡す。すると
サシャ「パァァァ))パァン‼︎」
と、勢いよくパンをとりモグモグと食べ始めた。
てか、いいのかよ、そんなに急いで食べるとむせるぞ？
サシャ「！ムグッ」
貴「！おい、いわんこっちゃない」
持ってきておいた水を渡す。
サシャ「ングッ、ゴクッ……プハァ。た、助かりました」
貴「ん、それなら良かった」
ここで死なれたら、俺の責任になるからな。
クリスタ「あ、貴方は」
貴「ん？あぁ、君は確かクリスタ・レンズさん、だったね」
クリスタ「あ、はい。えっと、貴方はエレン君で、あってるよね？」
貴「あぁ。あってるよ」
クリスタ「良かった〜。間違ってたらどうしようと思ったよ(o^^o)」
貴「……」
クリスタ「？エレン君、どうしたの」
な、なんか今、男子の気持ちがわかった気がする。
？「おい、あんなら何やってんだよ」
クリスタ「あ、ユミル」
貴「……」
こいつがユミル。匂いがわからないなぁ。
人間なのか巨人なのか。まぁ、巨人であればその時は容赦無く斬り捨てるけど…
用心しておこう。
貴「じゃ、俺は行くから」
クリスタ「え、もう行っちゃうの？」
貴「あぁ。連れが心配すると後が怖いんだ」
ユミル「ははっ、とんだ過保護だな」
貴「そうだね。でも、俺は嬉しいよ。」
だって
今までそんなのなかったから。前世(まえ)は…
ユミル「……」
貴「じゃ」
クリスタ「あ、ちょっと」
このままあの場にいれば、ユミルに何言われるかたまったもんじゃない。
それに、あの場にクリスタがいるのなら安心だな。
明日からまた訓練だ…はぁ、早く巨人を狩りたいな〜
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作者名：天空の姫君 | 作成日時：2014年10月15日 8時
