第二十五話 壊された日常 ページ29
エレン「…っ、でも、俺は諦めない!絶対に調査兵団に入るんだ!!」
ダッ
母「エレン!!」
ミカサ「私、追いかけてくる!!」
母「お願い!」
どうやら、下では母さんとエレンが喧嘩をしてしまったらしい。
ガチャ
貴「…母さん」
母「分かってるのよ。いつか、こうなるんじゃないかって…」
調査兵団に入るとすれば、生存率がとても低いものとされている。
貴「母さん、何があっても守るから」
母「…」
そっと包み込むように母さんを抱き締める。
母「A…」
その時
ピカッ
貴「!」
まさかっ
ドォォォォォォォンッ!!
母「きゃぁ!」
貴「母さん!」
光ったのと同時に、地震が起きる。俺は外に弾き飛ばされた。
貴「ってて…なんだ…っ!!」
まさか…そんなっ!!
目の前には、50mもある壁に大きな手、そして顔をのぞかせている巨人だった。
貴(嘘だろ!!記録にはそんなもの載ってなかったぞ!!)
ゴォーーーーン!!
貴「!壁が壊されたっ」
そう、感じたのと同時に母さんを探した。
貴「母さん!」
母「…Aっ」
貴「!母さんっ」
母さんは家の下敷きになっていた。
貴「待ってて!母さん、今助けるから!!」
早くしないと、巨人共が来る!
母「いいから!今すぐ、エレン達を連れて逃げなさい!!」
貴「嫌だっ!!」
自分を愛してくれた人を見過ごせない!
母「A!」
貴「嫌だったら、嫌だ!母さんを置いて行くよりだったら、今この場で死んだほうがマシだ!!」
母「…A」
貴(くそッ、なんで動かないんだよ!!)
時間が無いのに!!
エレン「姉さん!」
貴「!エレン!丁度良かった、瓦礫をよせるのを手伝ってくれ!」
エレン「あぁ」
ミカサ「A姉さん!」
貴「ミカサも頼む!」
ミカサ「うん!」
3人の力を合わせてもビクともしない。
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作者名:天空の姫君 | 作成日時:2014年9月11日 18時