第二十三話 動き出した歯車 ページ27
貴「さ、帰ろう。母さんが待ってる」
エレン「おぉ!」
仲良く手を繋ぎ、家へと帰った。
この時、あの不安で嫌な予感について考えていれば少しは、マシだっただろうか?
でも、俺はその事に気付く事はなかった。
カーン…カーン…
エレン「あ、調査兵団が帰ってきたんだ!」
ダッ
貴「!エレン、何処に行く!」
ミカサ「多分、調査兵団が壁外調査に行くから見に行ったんだと思う」
貴「連れ戻しに行くぞ」
入るのは構わない。でも、アレを見ただけでキレると、この先保たないぞ?エレン…
アルミン「エレン!」
エレンになんとか追いついたけど、表情が…
?「…」
貴「?」
誰かに見られている。と思ったので、そちらを見ると
?「…」
貴「!」
バッチし目があってしまった。
しかも、その、あった人がなんとリヴァイ兵長である!!
な、なんかやばくね!!
姿は変えているはずだから、分かるはずがないんだけど…
貴「!エレン、帰るぞ」
エレン「お、おい!姉さん、何すんだよ!」
貴「煩い、黙ってろ」
もし、あのままほっといたら、何しでかすかわからない。
それに、もしかしたらバレたのかもしれない。俺の正体に…
まぁ、違うことを願って
ガチャ
貴「ただいま」
母「おかえり」
エレン、ミカサ「「……」」
母「?どうしたの」
貴「さぁ?」
自分の部屋へと、戻り
貴「…」
今まで、バレないように隠していた双剣を取り出す。
貴(あまり、使いたくはなかったが…仕方あるまい)
タイムリミットが刻一刻と近づいてきている。
貴(何があっても、皆はこの命に代えても、守る!)
双剣をバレないように懐にしまうと
エレン「…っ、でも、俺は諦めない!絶対に調査兵団に入るんだ!!」
バンッ
母「エレン!!」
ミカサ「私、追いかけてくる!」
母「お願い!」
21人がお気に入り
「転生トリップ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天空の姫君 | 作成日時:2014年9月11日 18時